塚崎･東野田地区の工事が完成しました

塚崎・東野田地区は、小山市の南東部に位置し、地区の中心を流れる大川排水路からの機械揚水を水源とした水田地帯です。

本地区は、農地の大部分が20a程度の小区画水田であり、農業用道路も狭いことから大型機械の導入が円滑にできない状況でした。また、排水不良の湿田も多いため転作に支障をきたしており、生産性の低い営農条件でした。

このことから地元農家の農地整備に対する気運が高まり、農地の生産性向上と併せ、担い手への農地集積・集約や園芸振興を目的に、平成27年度から県営事業として農地整備事業をスタートしました。

令和2年度には2箇所の農道橋工事を実施し、塚崎・東野田地区の工事が全て完成しました。

今後、区画整理された土地の換地処分が本年度中に行われ、8年間に及んだ事業が完了となる予定です。

 

【事業概要】

•  事 業 名農業競争力強化農地整備事業(農地整備事業(経営体育成型))
• 受益者数276人
• 受益面積98.7ha
• 工事内容1 区画整理 98.7ha(水田 92.6ha、畑 6.1ha)、用水路工事、排水路工事、道路工事
  2 暗渠排水 92.6ha
  3 農道橋 6箇所
• 事業工期平成27年度～令和4年3月
• 関係土地改良区小山用水土地改良区

 

区画整理工事により農地は標準50aの区画に整備され、農作業効率が向上するとともに、農地の集積・集約が促進されています。

• 集積率13.2%→51.2%(令和3年3月末時点)

また、整備後の水田に暗渠排水を設置し、土壌の排水性が大幅に向上したことで、水田への露地野菜の新規作付等が行われています。

暗渠排水工事の様子

↑【画像をクリックすると動画を再生します】

暗渠排水設置後の水田で作付された露地野菜(レタス)

 

農道橋の幅を2.5mから5.0mへ拡幅したことで、自動車のすれ違いや大型農業機械の通行が安全かつ容易になりました。

 

お問い合わせ