重要なお知らせ
更新日:2017年4月11日
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本病は、昭和56年に国内(山形)の豚で初めて発生が報告された疾病で、栃木県内の初発例は、昭和60年になります。それから、32年間という年月を経て、平成29年3月28日に県内の清浄化を達成しました。
豚やいのししの病気で、豚ヘルペスウイルス1型による感染症です。
症状は、妊娠豚では、流死産を起こします。また、新生豚では、神経症状を呈してほぼ100%が死亡します。肥育豚では、発育不良となります。
このウイルスは、一度感染が成立すると、症状が治まった後でも潜伏感染(ウイルスが体内で潜んでいる状態)しているため、寒さや分娩など、大きなストレスがかかったときに、再発する恐れがあります。
そのため、本病を清浄化するためには、飼養豚の検査を行い、ウイルスに感染した豚を摘発・とう汰すること、新たなウイルスを農場内に侵入させないことが重要となります。
平成21年度から、那珂川町及び猟友会の協力を得て、八溝山系で捕獲され那珂川町イノシシ肉加工施設に搬入されたイノシシについて、オーエスキー病抗体検査を実施しています(平成28年度:92頭検査実施)。
調査開始から、抗体陽性のイノシシは確認されていません。
本要領は、ワクチン接種による清浄化対策を推進するため、平成3年3月に制定されました。その後、現状に即したステータス区分の変更等、平成20年及び22年に改正されてきました。
今回、平成29年3月31日に、本病の野外ウイルス感染豚の存在を見える化すること及び、本病対策に大きな不備がある農場の情報を共有することで、養豚農家が清浄化対策に取り組む意欲を増進させることを目的として改正されました。
主な改正内容は、以下の2点です。
1 清浄化の進捗状況を分かりやすく表現する
①ステータス区分を野外ウイルス感染豚の有無により、細分化。
②野外ウイルス感染豚がいなくなった地域(変更後のステータスⅢ以上の地域)は清浄県(地域)とする。
2 適切な防疫措置を行っていない野外ウイルス感染豚飼養農場の情報を共有することで、まん延防止を図る!
・野外抗体陽性豚※飼養農場でありながら、ワクチン接種を行っていないなどの適切な防疫措置を行っていない農場や再発時に適切な防疫措置を行わない農場の情報を近隣の畜産関係者間で共有する。
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畜産振興課 家畜防疫班
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