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更新日:2015年3月31日
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IPMとは、「Integrated Pest Management」の略で、総合的病害虫・雑草管理や総合的有害生物管理などと訳されています。
IPMは、病害虫発生の情報や観察、判断に基づき・・・
これらの防除法を合理的に組み合わせて、経済的な被害が生じないように病害虫の密度を抑制する管理手法です。
IPMの目的は、化学農薬依存を脱し、安定的に持続する防除体系を実践することです。
つまり、殺菌剤耐性菌や殺虫剤抵抗性害虫を発生させることなく、新規農薬を追い求めなくても病害虫を抑え、生産を永く続けるための取組です。
そのために何より重要なのは、農業者の観察力です。また、病害虫・天敵、様々な防除技術についての知識・情報を習得し、作物を取り巻く生物の関連性に関心を持つことも重要です。
IPMの取組の1つである「天敵利用」が関心を集めており、「IPM=天敵利用」という印象を持たれがちですが、一つの技術に依存しすぎれば実質的に化学農薬依存と変わりません。
様々な技術を組み合わせた栽培・防除体系による病害虫の防除というIPMの本質を忘れてはいけません。
県では、IPMの取組を推進するために、マニュアルを作成しました。
IPMの指導者の資質向上のために、栽培管理のポイントを詳しく解説しています。
農業者のIPMへの理解促進のために、具体的な取組内容など基本的な内容を解説しています。
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経営技術課 グリーン農業推進担当
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