重要なお知らせ
更新日:2023年5月26日
ここから本文です。
不法投棄は、環境汚染を引き起こす重大な犯罪です。廃棄物の処理及び清掃に関する法律において、「何人もみだりに廃棄物を捨ててはならない」と廃棄物の不法投棄を禁止しています。
不法投棄は、生活環境の保全や景観に支障を与えるばかりでなく、その原状回復には多大な費用と時間を費やしてしまいます。
本県における廃棄物の不法投棄の把握、確認状況を年度別に集計しています。
直近の令和3年度では、産業廃棄物は、投棄件数が96件、投棄量が1,026立方メートル、一般廃棄物は、投棄件数が505件、投棄量が933立方メートルでした。
近年、夜間における解体廃棄物等のゲリラ的な不法投棄が増加傾向にあります。そのことから、下記のとおり、夜間のパトロール監視等対策を強化しています。
本県では、県内の市町、警察など関係機関と連携し、廃棄物の不法投棄を防止するため、不法投棄防止重点監視月間(6月及び10月)を設定し、監視活動の強化を図るとともに、県民の皆様に不法投棄防止の気運の醸成を図るため、不法投棄防止キャンペーンの各種取組を行い、不法投棄の撲滅を目指しています。
なお、本県では、プラスチック資源循環の推進を目的とした「栃木県プラスチック資源循環推進条例」を令和2年3月に制定し、廃プラスチック類等の適正な処分を推進していますが、令和2年7月からのレジ袋有料化の実施も踏まえ、廃プラスチック類の不法投棄についても、監視活動を強化していきます。
1.職員による監視、パトロール
各環境森林(管理)事務所等の職員が、監視パトロールを行っています。
2.休日監視パトロール
休日においても、業務委託により監視パトロールを行っています。
3.夜間監視パトロール
夜間においても、職員や業務委託により監視パトロールを行っています。
4.廃棄物監視員の設置
約100名の廃棄物監視員やボランティアによる全県的な監視パトロールを行っています。
5.監視カメラの設置
不法投棄が行われやすい場所に監視カメラを設置しています。
6.産業廃棄物収集運搬車両調査
産業廃棄物運搬車両の路上調査を行い、適正に産業廃棄物を運搬しているか調査しています。
7.スカイパトロール
ヘリコプターを利用して、陸上から確認が難しい山中等を上空から監視しています。
8.産廃スクラム37
関東甲信越・福島・静岡地区の37自治体で構成(令和5年5月現在)する「産業廃棄物不適正処理防止広域連絡協議会」(通称:産廃スクラム)に参加し、広域的な連携に務めています。
9.不法投棄110番、不法投棄等情報提供フォームの設置
不法投棄を発見したときには、情報提供をお願いします。
10.不法投棄情報提供に関する協定
以下の5団体と協定を締結し、監視・通報体制を強化しています。
・東京電力パワーグリッド株式会社栃木総支社
・公益社団法人栃木県産業資源循環協会
・栃木県森林組合連合会
・栃木県法面保護施設業協会
・ヤマト運輸株式会社栃木主管支店
11.不法投棄防止懸垂幕の掲示
県庁舎や市町役場において懸垂幕や横断幕を設置し、不法投棄防止の気運の醸成を図っています。
12.道路情報板への表示
不法投棄が行われやすい場所付近において、道路に設置されている道路情報板に表示しています。
13.不法投棄防止普及啓発用グッズの配布
普及啓発用にポケットティッシュ等グッズを作成し、配布しています。
14.SNS等配信による普及啓発
県のツイッターによる配信や業界団体の広報誌への掲載により、普及啓発を行っています。
行政等において各種取組はおこなっていますが、県民の皆様にも協力をお願いします。みなさんの目を光らせ、不法投棄をしない、許さないといった気運の醸成を図りましょう。
未然防止、早期発見、早期対応が重要です。身の回りで、不法投棄や、以下のような状況を見かけたら、次の不法投棄110番から、情報提供フォーム、または担当行政機関連絡先に情報提供をお願いします。
令和2年7月から、レジ袋が有料化されます。マイバッグを使用するなど環境にやさしい買い物をしましょう。
ゴミの入ったレジ袋のポイ捨ても見られます。不要なものを減らせば、ゴミも減ります。ゴミのポイ捨ては辞めて、きちんとゴミ箱に捨てましょう。
マイバッグキャンペーンの詳細はこちらをご覧下さい。
お問い合わせ
資源循環推進課 審査指導班
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館11階
電話番号:028-623-3154
ファックス番号:028-623-3113