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更新日:2015年6月7日
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鮖(かじか) (私の実家の方では「かじっか」と呼んでいる。)と50年ぶりに劇的に出逢った。
田植えが一段落し、実家近くの田んぼの脇を流れる田川に入り、手づかみで魚を捕ろうとした瞬間、約10cmの鮖が浅瀬に跳ね上がり、難なく捕まえた。昭和40年代頃の河川の汚れとその後の土地改良事業による河川の形質変化などもあり、長い間姿を消していたが、下水道の整備などで水質も向上し、舞い戻ったものと思われる。父や近所の人たちも鮖を目の当たりにして喜んだ。
「鮖」を辞書で引くと、「小石の多い河川にすみ、石の上に産卵する魚」とある。2月頃の寒い日に川に入り、石をひっくり返しては鮖の卵を見つけ、魚釣りの餌にした50年前を思い出した。罪滅ぼしとはならないが、何度か手ですくって、鮖の感触を味わい、別れを惜しみつつ川に戻した。万歳!
「吹き竹」とは、かまどなどの火に空気を送るために使う竹筒のことです。吹き竹から吹かれた息により盛んに燃え上がる炎のように、栃木県も盛り上がってもらいたいとの願いを込めて名づけています。
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