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更新日:2012年3月4日

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知事コラム「吹き竹」第59回

第59回   県民だよりvol.251(2012年3月号)掲載

~文武両道~

   栃木県立馬頭高校の文武両道の活躍が目覚しい。

   国内でも成功例が少なく、高校では初となるウナギの人工ふ化(20匹)に成功した(種苗施設等の不具合により育成には至らず)。シラスウナギの漁獲量が大幅に減少し、価格高騰のニュースを連日目にする中での朗報である。1日も早い人工種苗の生産技術の確立を望みたい。

   また、チョウザメの研究体験発表では、水産系高校の全国大会で最優秀賞を受賞した。近い将来、栃木県産のキャビアの商品化も可能か?

   さらに、ホンモロコ(コイ科で体長さ約5cm)の研究では、町や農家との連携も進み、休耕田利用により特産品として出荷が始まっている。

   一方で、高校の玄関ホールでは、山口国体のアーチェリー部門で少年男子団体4位に輝いた際の表彰状が目に留まった。本県チームの中心選手の1人が馬頭高校の生徒であり、本県の天皇杯の得点にも貢献したところである。

   学校訪問で、これらの事について見聞きし、生徒と指導者の熱い思いを感じた。

   今後の更なる研究成果と地域貢献、生徒一人ひとりの社会での大いなる活躍を期待したい。

 


知事コラム「吹き竹」について

   「吹き竹」とは、かまどなどの火に空気を送るために使う竹筒のことです。吹き竹から吹かれた息により盛んに燃え上がる炎のように、栃木県も盛り上がってもらいたいとの願いを込めて名づけています。

   


 

 

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