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更新日:2024年9月24日
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令和6(2024)年9月4日(水曜日)
さくら市喜連川公民館
社会教育関係者・市町行政担当者など、17名の参加がありました。
研修Ⅰの人権講話では国立ハンセン病資料館事業部社会啓発課の牛嶋渉様を講師にお迎えし、「ハンセン病対策の歴史と被害の実態」の演題で御講話いただきました。
ハンセン病は古くから世界各地に存在していたとされる病気で、日本でも8世紀につくられた「日本書紀」にハンセン病に関する記録が残されています。牛嶋様は、これまでのハンセン病患者に対する差別について、スライドや動画を効果的に使って、分かりやすくお話してくださいました。
研修Ⅱでは、さくら市教育委員会生涯学習課の髙瀬亮社会教育主事より国立多磨全生園の視察報告をしていただきました。療養所の実態を知ることで、ハンセン病をより身近に感じることができました。
研修を通して、ハンセン病問題について、正しい知識、理解の重要性を切に感じ、人間が人間らしく生きるための権利の大切さについて改めてじっくりと考えることができました。
・とてもわかりやすいお話でした。講師の先生の、「差別意識は誰もがもっていることを理解し、相手の気持ちに寄り添う」というお言葉が印象的でした。いろいろな方面から見た、人権に関する話を定期的に聞く機会があると意識の向上につながるのかなと感じました。ありがとうございました。
・患者の高齢化ということで、実際の差別について知る人が少なくなっていること、また学校教育でも取り上げられていないこともあるようなので、正しい知識をしっかり伝えていかなくてはならないと感じました。ハンセン病は過去のもの、遠いものではなく、自分事として考えていきたいと思います。
・ハンセン病について学ぶ機会を頂き、ありがとうございました。国が主体となり、このような人権侵害をしていたことにショックを受けました。同じ過ちを繰り返さないために、何ができるか考えたいと思います。
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