令和6年度 塩谷南那須地区人権教育研修会

期日・会場

令和6(2024)年5月31日（金曜日）

塩谷庁舎401会議室

研修の様子

説明「令和6(2024)年度 人権教育推進について」

　学校における人権教育の推進について、説明を行いました。令和6年度人権教育推進の手引を使いながら、人権教育基本方針、人権教育の目標、人権教育推進の内容、三指導の具体例などについて確認をしました。また、児童生徒用学習教材「人権の窓(デジタル版)」について、テーマや活用方法の周知を行いました。

　ミニ・ワークショップでは、人権教育指導資料「直接的指導の充実を図るための基底的指導」の活用について説明するとともに、資料の中の事例「朝の挨拶」について、演習を行いました。大きな声で挨拶ができて教師に褒められている子と挨拶はしているが声が小さく評価されていない子が描かれている場面を使って、声が小さな子の気持ちや教師が大きな声の挨拶の子ばかりを褒める場合の周囲への影響について考えました。グループの話合いでは、小・中学校それぞれの立場からの意見を交流することで、様々な考え方や視点を知る機会となりました。

ワークショップ「SNSの人権問題について」

　電車の優先席に座る若者とその様子を写真に撮ってSNSにあげている人がいる場面を通して、無意識の思い込みについて考えました。実際には若者は足に障害があり、一緒に座っていた老人の横にあった杖は、若者の物でした。参加された先生方からは、「思い込みをせずに物事を見るようにしていきたい」、「日々の人権意識を高めていきたい」という感想が多くありました。