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更新日:2023年3月30日

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足尾発電所

昭和48(1973)年、足尾銅山の閉山に伴う旧足尾町の振興策として、県により「足尾町振興緊急措置計画」が策定され、町の振興を図るためにさまざまな施策が実施されました。

その一環として発電所を建設し、電源三法による交付金、市町村交付金により、旧足尾町の財政へ大きく貢献しました。

足尾発電所は、昭和57(1982)年9月に土木工事の着手後、昭和60(1985)年10月に竣工しました。発電のための水は、神子内(みこうち)川の取水堰、渡良瀬(わたらせ)川の取水堰、餅ヶ瀬(もちがせ)川の取水堰、滝沢川及び畑沢川の渓流から水を取り入れ、庚申(こうしん)川の水と合わせて庚申ダムに貯留されます。

庚申ダムから最大で毎秒12.50立方メートルの水を取り入れ、導水路、調圧水槽、水圧鉄管を経て発電機を運転、最大10,000kWの発電を行います。発電に使用した水は、放水路を経て群馬県沢入(そうり)発電所取水堰上流地点で渡良瀬川に戻されます。

足尾発電所の概略図


 

神子内取水堰の写真神子内取水堰

神子内川をせき止め、水を取り入れるための施設です。


 

渡良瀬取水堰の写真渡良瀬取水堰

渡良瀬川をせき止め、水を取り入れるための施設です。


 

餅ヶ瀬取水堰の写真餅ヶ瀬取水堰

餅ヶ瀬川をせき止め、水を取り入れるための施設です。

 

 


 

庚申ダムの写真庚申ダム

庚申ダムは、発電を目的としたダムです。庚申川及び各取水堰により取り入れた水を貯留します。ここに庚申ダム管理所があります。

 

 


 

足尾発電所全景の写真発電所全景

最大出力10,000kWで、毎秒12.50立方メートルの水を使用します。発電設備は、建物の中にあります。

 

 

 

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