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ホーム > 県政情報 > 庁舎・組織の案内 > 農政部 > 栃木県農業総合研究センター > とちぎグリーン農業推進方針に基づく 環境負荷低減に向けた技術開発
更新日:2025年3月21日
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(概要)
農業総合研究センターでは、野菜の有機栽培を対象として、県内の篤農家(那須烏山市・帰農志塾)の事例を調査し、また、その篤農家の技術を当センターのほ場で再現する試験を行いました。その調査結果と栽培試験結果を体系的にマニュアルとしてとりまとめました。
(試験実施期間)平成29~令和2年
(概要)
農業総合研究センターでは、水稲の有機栽培を対象として、県内の篤農家(上三川町 故稲葉光國氏、NPO法人民間稲作研究所)の事例を調査し、また、その篤農家の技術を当センターのほ場で再現する試験を行いました。その調査結果と栽培試験結果を体系的にマニュアルとしてとりまとめました。
(試験実施期間)平成21~26年
(概要)
本県で推奨している「じっくりイナ作」での間断かん水を基本とした水管理(中干しなし)で、J-クレジット制度に対応するように、中干しを7日間実施した場合のメタン発生抑制効果と収量への影響を調査しました。
中干し7日間の実施で、メタン発生は2~3割減少しました。また、収量は0~4%程度減少しました。場合によっては、収量低下が懸念されるため、中干し開始前には飽水するなど、土壌が乾きすぎないように注意が必要です。
(試験実施期間)令和3~7年
農業総合研究センター成果集43号(2025.3)
(概要)
もみ殻くん炭の煙の発生が少ない製造装置の種類を明らかにし、もみ殻くん炭を製造・施用した場合のJ-クレジット制度での炭素貯留量を明らかにしました。
もみ殻くん炭をポットで水稲やこまつなに施用し、その効果を調べました。もみ殻くん炭の施用によって、水稲やこまつなの収量は増加し、その効果は、こまつなで明確でした。また、もみ殻くん炭の施用上限は、水稲で5t/10a、こまつなで10t/10a程度と推測されました。
(今後実施する試験)
水稲、二条大麦及び果樹へのバイオ炭施用をほ場試験で実施し、バイオ炭の土壌への土づくり効果を明らかにします。特に、二条大麦では、キリンホールディングス株式会社及び早稲田大学との共同研究を実施しています。
(試験実施期間)令和4~8年
(概要)
土壌可給態窒素の測定値からの水稲の窒素施肥量診断法を確立しました。
これによって、地力に応じた窒素施肥が可能となり、地力が高い場合は、窒素施肥量を削減することができます。また、地力が低い場合には、適正な施肥をすることで収量増加が期待できます。
(試験実施期間)令和5~7年
お問い合わせ
農業総合研究センター
〒320-0002 宇都宮市瓦谷町1080
電話番号:028-665-1241
ファックス番号:028-665-1759