重要なお知らせ
更新日:2021年9月29日
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極短穂茎葉型稲WCS用品種「つきすずか」は、茎葉割合が高いことから牛の嗜好性も高く、多量給与ができることから飼料(サイレージ)用として管内の栽培面積が年々増加しています。
しかし、極晩生の品種であるため収穫時期が遅く、コントラクター*の受託作業や耕種農家の作業に影響があることから、「つきすずか」より10日程度早生で嗜好性の高い新品種「つきあやか」の栽培実証をさくら市で実施しました。令和3年9月21日に収穫適期となり、県畜産酪農研究センターと協力し収穫調査を行いました。
「つきあやか」は、平均草丈132.9cmと「つきすずか」の159.1cmに比べ低く、収穫調査では籾の割合が4%程度で茎葉割合が90%以上となりました。
いもち病(葉いもち)の発生が「つきすずか」に比べ多くなりましたが、本年は発生が多い年であり、薬剤 散布によって抑えられると考えられました。
上記の結果から「つきあやか」は、「つきすずか」より10日程度早生の牛の嗜好性が高い極短穂茎葉型品種であり、普及が見込まれます。
今後、発酵品質等について、詳しく調査する予定です。
コントラクター:飼料生産に関わる農作業の請負等を行う組織のこと
写真1「つきあやか」の生育調査
写真2「つきすずか」の草丈調査
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