ホーム > とちぎの文化情報について > 輝くとちぎの文化特集! > 世界に誇る とちぎの「技・巧」特集【県央エリア編】
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更新日:2018年12月1日
鹿沼組子は、「木工のまち鹿沼」を代表する工芸品の一つです。木曽檜や日光杉などの小片を無数に組み合わせ、麻の葉、胡麻柄、亀甲などの模様を作り出します。従来は、欄間、書院障子、衝立などの和風建築に使われてきましたが、近年では洋の空間にも合うインテリアや小物などが製品化され、時代と共に進化しています。
作業は、細かな木片に角度をつけて、寸分違わず隙間なく組んでいきます。製作に当たって最も重要なことは、一つ一つの小片の精度です。僅かでも狂いがあると全体がゆがんでしまうため、木の収縮までも考慮しながら微調整を繰り返し、組み上げていきます。精巧な組子の製作には、職人の熟練の技を要します。
鹿沼市麻苧町にある「木のふるさと伝統工芸館」では、組子の建具などを無料で見学できます。組子づくり体験も行っていますので、お気軽にお越しください。
問い合わせ先
鹿沼市教育委員会事務局文化課 0289-62-1172
鹿沼市経済部産業振興課 0289-63-2196
高根沢町湧泉太鼓の会は、まちおこしを目的に1996年に設立され、日本の伝統芸能・和太鼓演奏の伝承を20年以上担っています。
子どもから大人までが太鼓演奏に親しみ、国民文化祭や各種お祭り出演、太鼓の教室・体験会など、高根沢町内外で活発に演奏活動と普及活動をしています。
問い合わせ先
高根沢町湧泉太鼓の会(代表 石塚好正) 090-4451-5677
「程村紙」という名称は、那須烏山市下境地内の程村という地名に由来します。程村紙は「なす紙」の一種で、江戸時代の中頃には越前奉書、美濃なおし、関東の西ノ内等とともに最良の紙として広く知られ、江戸紙商人などにより「烏山和紙」を代表する紙として売買されてきました。紙漉は農家の副業として行われ、特に下境地区では厚手の上質紙を漉く技術が長く継承されてきました。
かつては大福帳用紙や着物の包紙、傘紙などに使われ、明治・大正期には国政選挙の投票用紙に指定されていましたが、安価な西洋紙の生産拡大により和紙の生産は激減し、本市内で程村紙の技法を継承しているのは1業者のみとなりました。
現在は、「烏山の山あげ行事」の山の貼り紙や卒業証書に使われるほか、ブックカバーやうちわといった、普段使いのできる小物等も作られています。職人による手漉きの技は「和紙の里」で見学でき、紙漉き体験も行っています。
職人による紙漉き作業
問い合わせ先
那須烏山市教育委員会事務局文化振興課 0287-88-6224
上郷神社の太々神楽はおよそ200年の歴史があり、伝承によれば江戸時代の元禄年間(1688~1704)に下総国から伝わったといわれています。神社例大祭に奉納するこの神楽は、天孫降臨の折に道案内をする猿田彦命の舞の始まり、草薙剣で邪気を退治する須佐能男命の舞まで全12演目が行われます。現在、太々神楽は保存会の方々によって守り継がれています。
【演目一覧】
①猿田彦命の舞(さるたひこのみことのまい) ②住吉大神の舞(すみよしおおかみのまい)
③春日大神の舞(かすがおおかみのまい) ④弓の連の舞(ゆみのむらじのまい)
⑤宇須女命の舞(うずめのみことのまい) ⑥手力男命の舞(たぢからおのみことのまい)
⑦天照大神の舞(あまてらすおおみかみのまい) ⑧八幡大神の舞(やはたおおかみのまい)
⑨稲荷大神の舞(いなりおおかみのまい) ⑩事代主命の舞(ことしろぬしのみことのまい)
⑪大国主命の舞(おおくにぬしのみことのまい) ⑫須佐能男命の舞(すさのおのみことのまい)
【町内の主な太々神楽】
白鷺神社雷電宮祭 毎年4月15日
上郷神社例大祭 毎年11月13日
石田神社例大祭 毎年11月16日
天照大神の舞 稲荷大神の舞
問い合わせ先
上三川町教育委員会生涯学習課 0285-56-9159
那珂川町が誇る伝統ある焼き物、小砂焼。
良質な陶土による堅牢な品質と深い光沢。黄金色に輝く「金結晶」の優美な色艶が特徴。
同じものが二つとない作品からあなたのお気に入りをお選びください。
藤田製陶所 市川窯
問い合わせ先
藤田製陶所(那珂川町小砂2710) 0287-93-0703
市川窯(那珂川町小口1115) 0287-92-3113
那珂川町商工観光課 0287-92-1116
天下一関白獅子舞の由来は、都から賊退治を任じられた藤原利仁公がこの地で生涯を閉じた時の葬儀のおり、一天にわかにかき曇り、辺り一面闇夜のようになったので、3匹の獅子を舞わせたところ、天候が戻り、以来、悪魔退治、国家安泰の祈りの舞となったと伝えられています。
境内に2.7メートル四方のしめ縄を張り、中にモミガラを撒いたところで、1番獅子、2番獅子と呼ばれる雄獅子2頭と雌獅子1頭が舞います。
<奉納場所> 関白山神社(関白町)
<奉納日> 8月第1土曜日
問い合わせ先
宇都宮市教育委員会文化課 028-632-2764
稲作の重要な作業である田植え時に唄われるのが田植唄、苗取り時に唄われるのが苗取唄です。
元々は五穀豊穣を祈る神事歌でしたが、後に一日中腰をかがめて行う単調でつらい作業を紛らわせる労働歌として変化しました。戦後の高度成長期の機械化に伴い失われ、忘れさられようとしたものを、地元の民謡会が聞き取り調査や収集をして、現在、野州田植唄保存会が野州田植唄・野州苗取唄を保存継承しています。
さくら市指定文化財(無形民俗文化財)に指定されていて、子ども達の田植え体験の際などに唄を披露しています。
問い合わせ先
さくら市教育委員会事務局生涯学習課 028-686-6621
お問い合わせ
文化振興課
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 本館7階
電話番号:028-623-2152
ファックス番号:028-623-3426