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更新日:2017年9月28日
450年以上の伝統を誇る祭事で、毎年7月第4土曜日を含む、金・土・日曜日に行われます。
昨年12月、「烏山の山あげ行事」の名称で、全国33の祭礼を集めた「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つとして、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
祭り最大の見せ場は、網目状に竹を組んだ木枠に烏山和紙を幾重にも貼り、その上に山水などを描いた大きな“はりか山”があがるところ。木頭(きがしら)と呼ばれる若衆の長の拍子木を合図に、100名以上の若衆が一糸乱れず“山”をあげる様は圧巻です。
全国でも類を見ない野外歌舞伎舞踊
若衆たちが山をあげる場面は迫力満点
問い合わせ先
那須烏山市商工観光課 電話番号:0287-83-1115
毎年10月に行われる今宮神社の例大祭で、「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」として、「烏山の山あげ行事」と共にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
慶長13(1608)年に起きた大干ばつの際に行った雨乞いの祭りが起源とされ、江戸時代後期、彫刻屋台の引き回しが祭りの中心となる現在の形になりました。
緻(ち)密(みつ)な彫刻が華やかな屋台は、その制作に日光東照宮の彫師などが携わったとされ、「動く陽明門」とも呼ばれています。
見どころは二十数台の屋台が練り歩いておはやしを競う“ぶっつけ”。その音色は夜まで響き、街は大いに盛り上がります。
屋台に施された彫刻はまさに職人技
おはやしを競う“ぶっつけ”の様子
問い合わせ先
鹿沼市観光交流課 電話番号:0289-63-2303
毎年、5月(春季例大祭)と10月(秋季大祭)に行われる、日光東照宮最大の祭事です。
そのハイライトは、徳川家康公が久能山(静岡県)から日光に改葬された際の行列を再現した「百物揃千人武者行列(ひゃくものぞろいせんにんむしゃぎょうれつ)」。
家康公を祭ったみこしやよろい武者などが表参道を練り歩き、きらびやかな武者絵巻が祭りを彩ります。
春季例大祭での百物揃千人武者行列
問い合わせ先
日光市観光振興課 電話番号:0288-21-5170
延宝元(1673)年から始まったといわれ、毎年10月に行われている宇都宮二荒山(ふたあらやま)神社の祭り。神社の祭神を鳳輦(ほうれん)と呼ばれるみこしに乗せ、騎馬武者などと共に市街地を練り歩きます。
一番の見どころは、観客の目の前で行われる流鏑馬(やぶさめ)神事。馬に乗った武者が、駆けながら的を射る姿は勇壮の一言です。
古式ゆかしい流鏑馬神事
問い合わせ先
宇都宮市文化課 電話番号:028-632-2764
江戸との舟運で栄えた栃木の豪商たちにより始められた伝統の祭り。現在は2年に1度開催されていて、次回は来年の11月に行われます。
見事な彫刻と金糸・銀糸の刺しゅうが施された、豪華絢爛(けんらん)な人形山車が「蔵の街とちぎ」に勢揃いする様は、“小江戸”と呼ばれていた当時の粋を感じさせてくれます。
豪華な装飾が目を引く人形山車
問い合わせ先
栃木市観光振興課 電話番号:0282-21-2374