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更新日:2010年11月30日

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人物「江戸時代以前」松尾芭蕉

松尾芭蕉(まつおばしょう)

1644年から1694年まで

みちのくへの旅心を固めた23日間

芭蕉の里園内の写真

紀行文学の傑作『奥の細道』によれば、芭蕉は1689年3月28日に栗橋から下野の国に入り、間々田・鹿沼・日光・玉生に各一泊し、余瀬・黒羽の浄法寺高勝・鹿子畑豊明の兄弟のもとに13泊した後、高久の名主高久覚左衛門のもとに2泊し、続いて那須の湯元に2泊、4月20日に白河の関にて本県を離れたと記述されている。

下野国には22泊23日の滞在であった。

下野国で詠まれた主な句

日光

東照宮に詣でて・・・

「あらたふと青葉若葉の日の光」

光明寺

梅雨入り頃の雨に降り込められながらも光明寺に招かれて・・・

「夏山に足袋を拝む首途(かどで)かな」

雲巌寺

仏頂和尚の山居跡にたたずみ・・・

「木啄(きつつき)も庵は破らず夏木立」

余瀬

馬子に乞われるままに・・・

「野を横に馬牽きむけよほととぎす」

殺生石(せっしょうせき)

謡曲の舞台を訪ねて・・・

「石の香や夏草あかく露あつし」

遊行柳(ゆぎょうやなぎ)

西行ゆかりの柳の下に立ち・・・

「田一枚植えて立ち去る柳かな」

遊行柳の写真


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