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更新日:2011年9月9日
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1305年から1358年まで
室町幕府を開いた足利尊氏は、八幡太郎源義家の末裔で、1305年に生まれた。
鎌倉幕府創設以来、足利氏は幕府の有力な御家人で、尊氏も鎌倉の足利館に居住、出仕し、足利氏のふるさとである足利には居を構えなかったようであるが、尊氏のふるさとへの思いは深く、鑁阿寺には尊氏が寄進したといわれる什器などが残されている。
1333年、後醍醐天皇とともに北条家を倒し、「建武の新政」の立役者となった尊氏は、この功により、天皇の名「尊治」の一字をもらい、高氏から尊氏へと改名した。しかしながら、新政権の恩賞が公家・僧侶に厚く武家に薄かったことなど武家の不満が募り、これを代表した尊氏は次第に天皇側と対立するようになった。
そして、1336年には軍勢を率いて京都を制圧、光明天皇を擁立して、朝廷を吉野に移した後醍醐天皇と戦い、以後57年間にわたって続いた南北朝の争乱をひき起こした。
その後、1338年に征夷大将軍となって室町幕府を開き、武家による政治を復活、1358年54才で没した。
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