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更新日:2022年6月5日
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我が家には、柄を施した3つの小石がある。20年程前、宇都宮市の姉妹交流先のマヌカウ市からやって来た女子高生のホームステイ時のプレゼントである。彼女は、マオリ族の家系に育った「ケリー」という名前と記憶しており、未だ見ぬホストファミリーのために一生懸命描いたものだ。
その交流40周年記念展を見学し、生き字引の顔ぶれとお会いし、嬉しさと懐かしさで一杯になった。
一方、「これが本当の交流だと思いました。」と仏の日本大使館職員の言葉も思い出した。両市の交流団体のパーティー会場であるオルレアン市で、「猫は何匹生まれたか?」、「犬のケガは治ったか?」といった日常会話が飛び交っていたときの出来事だった。
ウクライナへのロシアの侵攻で多くの犠牲者が出ている等の報道や、想い出の品どころではない惨状を目にし、国際交流に携わってこられた方々の憂いはいかばかりか。
悲しみや不安が安堵に変わる日を切に願わずにはいられない。
「吹き竹」とは、かまどなどの火に空気を送るために使う竹筒のことです。吹き竹から吹かれた息により盛んに燃え上がる炎のように、栃木県も盛り上がってもらいたいとの願いを込めて名づけています。
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