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更新日:2017年7月2日

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知事コラム「吹き竹」第111回

県民だより  vol.317(2017年6月号)掲載

一日民生委員体験

   今年は、民生委員制度100周年の節目の年。

   民生委員は、厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員であり、「地域住民の良き相談相手」、「行政と住民の橋渡し役」として、無報酬で、あらゆる分野の相談対応や見守り活動を行っている。

   社会的孤立世帯やひとり暮らしの高齢者、認知症の方の増加、地域の人間関係の希薄化など、社会環境の大きな変化もあり、民生委員への期待や業務の負担が増している。

   そうした要因もあって、引き受け手の不足が全国的な課題となっており、本県でも定数3,937名に対し委嘱者3,871名と、充足率は98.3%にとどまっている。

   私は、70代後半のひとり暮らしの女性2人にお会いしたが、ご両人とも元気で地域の皆さまから頼りにされている方であった。まさに、生涯現役そのものである。そんな誰もが元気に生活できる社会づくりに、民生委員や県民の皆さまと取り組みたい。

 

 

知事コラム「吹き竹」について

   「吹き竹」とは、かまどなどの火に空気を送るために使う竹筒のことです。吹き竹から吹かれた息により盛んに燃え上がる炎のように、栃木県も盛り上がってもらいたいとの願いを込めて名づけています。

 


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