人権教育の推進
人権に関する社会教育指導資料集
栃木県では、全ての県民の人権が尊重され、相互に共存し得る平和で豊かな社会の実現のため、人権尊重の社会づくりを推進しています。県教育委員会では、昭和53(1978)年度から、指導資料の作成に取り組んできました。平成9(1997)年度からは、参加体験型学習(ワークショップ)を取り入れた「人権に関する社会教育指導資料」を作成しています。下記のリンク先(栃木県のHP)では、ワークショップの展開例やワークシートを掲載していますので、御活用ください。
「人権に関する社会教育指導資料」のダウンロード
人権教育視聴覚教材
人権教育に関する視聴覚教材をさらに探したい方はこちら
河内・上都賀地区人権教育指導者連絡会議兼研修会
人権に関する様々な課題を早急に解決し、一人一人の人間が尊厳をもつかけがえのない存在であるという考え方が尊重され、守られる社会をつくっていくためには、人権教育の果たす役割が極めて重要であり、より主体的、積極的な推進が必要です。そこで、このような認識に立って、河内・上都賀教育事務所及び各市町教育委員会における人権教育の重点施策・努力点及び具体策を確認し、河内・上都賀両地区における人権教育の効果的な推進を進めていけるよう研修を行っています。
令和6(2024)年度実施
開催日 |
会場 |
令和6(2024)年5月10日(金曜日) |
河内庁舎 |
- 今年度は、河内庁舎を会場に実施いたしました。県の人権施策説明の後、「カスタマーハラスメントにどう対応するか~その実態と組織的な対策を考える~」と題し、ハラスメント相談事業コンサルタントの猪瀨 順 氏に講話をいただきました。その後、学校教育と社会教育に分かれ、各市町担当者による情報交換会を行いました。
- 参加者から:「日本では『お客様は神様』という考えが浸透しているが、従業員(教員・職員)の人権を守るためにも、カスタマーハラスメント被害を防止するための取り組みを考えるきっかけとなった。」「他地区での人権講座への参加者を増やすための取り組み等を知ることができた。」
- 来年度は上都賀教育事務所を中心に研修内容を検討し、実施する予定です。
令和5(2023)年度実施
開催日 |
会場 |
令和5(2023)年5月12日(金曜日) |
上都賀庁舎 |
- 今年度は上都賀庁舎を会場に実施いたしました。
- 県の人権施策説明後、「令和4年度人権に関する社会教育指導資料」から、“災害に伴う人権"を考える「人権が配慮された避難所生活を送るために」と題したワークショップを行いました。
- 後半は、学校教育・社会教育それぞれの分野での各市町担当者による人権教育の推進に関する情報交換を行いました。
- 次年度は、河内教育事務所を中心に研修内容を検討し、実施する予定です。
令和4(2022)年度実施
|
開催日
|
会場
|
第1回
|
令和4(2022)年5月12日(木曜日)
|
河内庁舎
|
- 今年度は、河内庁舎で2年ぶりに参集型での実施となりました。県の人権施策説明の後、「ヤングケアラーの実情とその支援」と題し、作業療法士の仲田海人氏に講話をいただきました。その後、学校教育と社会教育に分かれ、各市町担当者による情報交換会を行いました。
- 来年度は上都賀教育事務所を中心に研修内容を検討し、実施する予定です。
上都賀地区人権教育指導者一般研修「人権ふれあいフェスタ」
社会教育における人権教育の目標は、生涯にわたる人権に関する多様な学習を通して、すべての県民が様々な人権問題を正しく理解し、さらに自らの課題としてとらえ、人権尊重の理念について理解を深めることにあります。このような観点に立って、様々な人権に関する課題について正しい理解と認識を深め、地域社会において人権教育を推進していく指導者の養成と資質の向上を図っていけるよう研修を行っています。
令和6(2024)年度
「防災エンスショー~楽しく科学で防災・伝える人権~」講師:阿部 清人 氏
- 最初に、昭和24年に発生した「今市地震」についての動画による説明を行いました。その中で、震災当時小学生で被災された方に体験談を語っていただきました。災害は自分たちから遠くにあるものではなく、いつ、誰が被災者になるか分かりません。災害が起こったときに助け合えるよう、普段から家族で話し合うこと、地域の方との交流を大切にすることなどについて、改めて気付かされました。
- 講演では、サイエンスインストラクターで防災士でもある阿部清人氏に、自然災害のメカニズムを、身近な物を使った実験を踏まえて説明していただきました。また、東日本大震災を経験し、どのような備えが必要であるか、どのような人権侵害が起こる可能性があるのかお話しいただきました。人権意識を高め、非常時に周りに配慮した行動をとるためにはどうしたらよいのか、もしもの時を考えるきっかけとなる研修となりました。
- 参加者の感想:「『いつもやっておけば、いざという時にも行動できる』ということは、人権についても同じことが言えると思いました。いざという時にも人権が守れるように常日頃意識したいと思います。」「隣近所でさえ付き合えないという家庭もある世の中になってきているので、子供たちに共助の大切さを教えたいです。」
- 日時:令和6(2024)年6月6日(木曜日)13時00分~16時00分
-
会場:日光街道ニコニコ本陣ニコニコホール
令和5(2023)年度
「認知症が私たち家族にくれたギフト」 講師:信友 直子 氏
- 4年ぶりに参集型での研修会実施となりました。最初に、昨年度栃木県教育委員会で募集した「人権に関する作文コンクール」で入賞された2人に、その作文を発表してもらいました。日常生活での体験を通して気づいたこと、考えたことを、とても素直に表現してくれました。大人がつい見落としてしまうような人権の視点を、改めて気づかせてもらえた発表でした。
- 講演では、実父母の老老介護の現実や実母の看取りまでを、ドキュメンタリーとしてありのまま撮影し、作品とした映画監督ならではの視点で、作品に収められていない話とともに高齢者との関わり方をお話いただきました。現在までに介護を経験してきた参加者だけでなく、これから高齢者と関わる世代にも自分事として捉えられる良い機会となりました。
- 日時:令和5(2023)年6月2日(金曜日) 13時30分~16時00分
- 会場:鹿沼市民文化センター 大ホール
令和4(2022)年度
「見えない壁だって、越えられる。」
主催者挨拶
講演
【1】講話「見えない壁だって、越えられる。」
講師 NPO法人モンキーマジック代表理事 小林 幸一郎 氏
【2】視覚障害者のボルダリングって…?
【3】座談会~私が考える“バリアフリー”~
【4】その他(小林幸一郎氏のボルダリング動画等)
・チラシ(表面)(PDF:391KB)
・チラシ(裏面)(PDF:593KB)