令和元(2019)年度栃木県自主防災組織リーダー育成研修会を開催しました
自主防災組織のリーダーの方等を対象とした「自主防災組織リーダー育成研修会」を開催しました。
開催目的
自主防災組織等の指導的立場にある方を対象とし、知識、技能を習得していただくとともに、その役割についての自覚を高め、地域における自主防災組織活性化のために活躍できる「人」及び「組織」づくりを、積極的に推進できる人材の養成を図るものです。
主催
栃木県、公益財団法人栃木県消防協会、一般財団法人日本防火・防災協会
後援
総務省消防庁
日時・場所
第1回 令和元(2019)年10月9日(水曜日)~10日(木曜日)栃木県塩谷庁舎(矢板市)
第2回 令和元(2019)年10月24日(木曜日)~25日(金曜日)栃木県庁(宇都宮市)
第3回 令和元(2019)年10月28日(月曜日)~29日(火曜日)栃木市役所(栃木市)
参加者
合計86名
内容(各回共通)
- 「講義・グループワーク『地域防災力の高め方~高齢者等支援、避難所、地区防災計画~』」跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授 鍵屋一氏
- 「災害図上訓練(DIG)」NPO法人栃木県防災士会
- 「避難所運営ゲーム(HUG)」NPO法人栃木県防災士会
開催結果概要
- 「講義・グループワーク『地域防災力の高め方~高齢者等支援、避難所、地区防災計画~』」では、正常化の偏見や「近助の計画」である地区防災計画の有効性や重要性等について、映像や実例を交えてわかりやすく講義いただくとともに、グループワーク(ワールドカフェ)を行い、みんなで知恵を出し合う手法を学びました。
- DIGとは、参加者が地図を囲み、みんなで書き込みを加えながら、地域に起こるかもしれない災害について話し合いながら、防災対策を考えるシミュレーションゲーム形式の訓練です。架空の町に台風が接近するという設定のもと、グループ毎に話し合いながら付与された災害状況に対する対処法等を検討しました。演習の終わりに、グループ毎に検討結果を発表し、防災士会の方から講評をいただきました。
- HUGとは、災害時に開設される避難所をどのように運営していったらよいのか、避難所で起こる様々な出来事を模擬体験するシミュレーションゲーム形式の訓練です。参加者からは、正解のない避難所運営の難しさを痛感したという声とともに、日頃から問題意識を持つこと、繰り返し訓練を行うことが必要だといった意欲的な意見が多く聞かれました。