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更新日:2025年3月12日

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SDGsは牛の足元から ~畜産SDGs、第2段~

ドリーム牛舎の搾乳牛は、ベッドと通路がはっきり分かれた、フリーストールというスタイルの牛房で暮らしています。牛たちに快適に過ごしてもらうためには敷料が必須で、ベッドにはもみ殻をまいていますが、昨今の様々な情勢から、吸湿性があり滑り止めにもなるオガ粉は入手が難しくなってしまいました。そのため通路にまける滑り止め資材は必要最低限の場所と量に限られ、発情行動や序列闘争で股裂きになったり関節を痛めたりする牛も増えていました。

そこに救世主として現れたのが、果樹専攻チーム!

梨やリンゴの剪定枝を粉砕した細かいチップをいただきました。通路に敷くには十分な粒感、そして何よりSDGs!!

フリーストールにまいてみたところ、初めは興味津々な様子でしたがすぐに馴染み、快適そうに歩いていました。これで搾乳牛たちがコーナーで足を滑らせることもなさそうです。

枝チップも量に限りはありますが、湿度が高い時季など効果的に使うことで、牛たちの安全と快適を守りたいと思います。

畜産学科ではこれからも他の専攻や学科と連携し、アニマルウェルフェアと“モッタイナイ”気持ちを大切にした、持続可能な生産に努めていきます。

コーナーを歩く牛たち

チップを踏みしめる牛

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農業大学校

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