更新日:2021年1月12日
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農作物の栽培に用いられる農薬については、販売される段階で十分に安全であるよう残留できる基準値が法律で決められています。
当センターでは、県内産の野菜や果物を中心に、残留している農薬の種類や濃度を検査しています。基準値を超えるものがあれば、同じものが販売されないよう関係機関と連携しています。
微量に残留する農薬をきちんと検出するために、いろいろな試薬や器具を使った前処理を行ってから、高性能の機器で分析します。ニラの検査の例を紹介します。
-40℃で一晩凍らせたニラを砕きます。 リン酸溶液を加えてミキサーで均一に混ぜます。
有機溶媒でニラの中の農薬を溶かし出し、その溶液を遠心分離して、上澄みをとります。
上澄みをミニカラムに流し込み、不純物を除きます。
ろ過や濃縮などの操作の後、機器で分析します。 分析機器の一つGC-MS/MS
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保健環境センター
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