令和4(2022)年度子育て世代(保護者)を対象としたリスクコミュニケーションを開催しました
令和4(2022)年度のテーマは「離乳食・ベビーフードに使われている食品添加物について」でした。
- 栃木県では、県民の皆様に食に関する正しい知識を啓発する機会として、毎年「子育て世代(保護者)を対象としたリスクコミュニケーション」を開催しています。
- 令和4(2022)年度の「子育て中の保護者を対象とした「離乳食・ベビーフード」に関するアンケート」(以下「アンケート」という。)では、離乳食・ベビーフードに使用されている食品添加物に不安があるという回答が多い結果となりました。
- そこで県では、子育て世代(保護者)が持つ食品添加物に対する不安を軽減させることを目的として「離乳食・ベビーフードに使われている食品添加物について」をテーマとしました。
開催日時:
令和5(2023)年3月8日(水曜日)14時00分から15時30分
講演(報告)内容:
(1)「食品添加物の概要について(行政の取組)」(講演資料、講演内容(外部サイトへリンク))
栃木県保健福祉部生活衛生課 食品安全推進班職員
(2)「ベビーフード説明(ベビーフード自主規格と食品添加物について)」
アサヒグループ食品株式会社 開発担当 三浦 眞樹 氏
(3)「意見交換会」
- 場所:栃木県庁 本館6階大会議室1
- 主催:栃木県
- 参加人数:11組
結果概要
生活衛生課職員から行政の取組について30分間説明後、アサヒグループ食品株式会社 開発担当 三浦 様に40分間講演いただきました。続く「意見交換会」では参加者、行政、業界間で活発な意見交換がありました。
講話(報告)
- 生活衛生課職員による「食品添加物の概要について(行政の取組)」では、今回の食品添加物の基本的な内容(具体例、種類等)、食品添加物の安全性、食品表示中の食品添加物の読み方などを説明しました。
- 三浦様による講演では、アサヒグループ食品株式会社(和光堂ブランド)の歴史やベビーフードの概要(役割、取り巻く環境など)を御講演いただいた後、自社製品の具体例も示しながら、ベビーフードに関する関連規格やベビーフードを設計する具体的な手順をご説明いただきました。講演の終盤には、ベビーフードに使用できる34品の食品添加物の具体例を示しながら、ベビーフードと食品添加物について分かりやすく御説明いただきました。
- 講演終了後の「意見交換会」では参加者、行政、業界間で活発な意見交換がありました。
参加者の声
当日ご参加いただいた方には、リスクコミュニケーション終了後、アンケートに御協力いただきました。アンケートで御回答いただいた御意見や御感想等について一部を御紹介します。(以下、アンケート回答原文より)
- ベビーフードを使用することに何となく罪悪感がありましたが、(食品添加物などによって)今回のお話をきいて、少しだけ肩の荷がおりた感じがしました!!
- 食品添加物の概要から、表示の見方までわかりやすかった。
ベビーフードの添加物や基準についてもわかり、選択の際の目安になり、安心して使用できると感じた。
- 食品添加物は安全と認められて使用しているということがわかった。
ベビーフード等はより細かく安全なものしか使用していないということがわかり、安心して使用できると思った。
- 企業が様々な基準をクリアし、いかに気を配って商品を開発しているかが分かり良かったです。
- 様々な要素、視点から食品に対する知識と注意点を教えて頂き大変勉強になりました。