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更新日:2019年5月15日

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令和元(2019)年5月13日(第3回知事定例記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:令和元(2019)年5月13日(月曜日)午後13時30分から
場所:県庁記者会見室

(報告事項)
1.ゴールデンウィーク(10連休)における対応について
2.「県民の日記念イベント」について

(話題事項)
1.ゴールデンウィーク期間中の観光客の状況について
2.「第68回利根川水系連合・総合水防演習」について

(質疑事項)
1.新天皇即位後初の一般参賀について
2.平成30年住宅・土地統計調査について
3.斎田点定の儀について(その1)
4.斎田点定の儀について(その2)
5.斎田点定の儀について(その3)
6.東京のイチゴ新品種について
7.米中貿易摩擦について

(報告事項)

1.ゴールデンウィーク(10連休)における対応について

  ゴールデンウイーク(10連休)における対応についてでございます。
  皇位継承に伴う10連休におきまして、県有システムの改元対応も含め、県民生活に影響する重大な事件・事故がなかったことを確認いたしました。
  市町のシステムもおおむね対応済みでございまして、住民への影響はなかったと確認をしております。

2.「県民の日記念イベント」について

  「県民の日記念イベント」についてでございますが、6月15日の「県民の日」は、県民の郷土への理解と関心を深め、郷土を愛する気持ちや誇りに思う気持ちを深めてもらう絶好の機会と捉えております。
  今年度の「県民の日記念イベント」は、6月15日がちょうど土曜日でございますのでこの日に開催をし、議会議事堂にてセレモニーを行うほか、恒例となっております県産品や障害者就労支援事業所の物品販売、障害者スポーツ体験など、約90の出展を予定しており、来場者については3万人程度を見込んでいるところでございます。
  また、昨年度に引き続きまして、「とちぎ版文化プログラム」のリーディングプロジェクトの事業や、東京2020大会に向けた「ホストタウン等機運醸成イベント」などと連携して開催することとしておりますが、ぜひ多くの県民の皆様方に御参加をいただきたいと思います。

(話題事項)

1. ゴールデンウイーク期間中の観光客の状況について

  ゴールデンウイーク期間中の観光客の状況についてでございますが、過去最長の10連休となりました今年のゴールデンウイークは、アフターDCの開催期間とも重なりまして、県内各地で準備した魅力的な特別企画で多くの観光客を栃木にお迎えすることができたと考えております。
  一部、天候の影響等によりまして観光客の伸びが期待より少なかったイベントもあったようですが、「鹿沼春の彫刻屋台まつり」や「栃木の山車まつり『春の陣』」など、多くの観光客でにぎわったほか、新元号で話題となった史跡足利学校、ゴールデンウイーク中に見頃を迎えたあしかがフラワーパーク、市貝町の芝ざくらまつりなどで昨年以上の入込みがあったと聞いております。
  また、宿泊状況も好調であったところでありまして、ゴールデンウイーク全体の観光客の入込み、宿泊は、おおむね順調だったと感じております。
  アフターDCもいよいよ折り返しを迎えますが、多くの方々に栃木にお越しいただきまして、泊まってもらえるよう、今月25日にJR大宮駅を中心に開催される「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」や、東武スカイツリーライン及び東武東上線における車内宣伝など、あらゆる機会を捉え、栃木の魅力を幅広くPRしてまいります。
  引き続き、DC期間中の目標であります入込数2,500万人、宿泊数220万人の達成に向け、オール栃木体制で取り組んでまいります。

2.「第68回利根川水系連合・総合水防演習」について

  「第68回利根川水系連合・総合水防演習」についてでございます。
  5月18日(土曜日)に、「第68回利根川水系連合・総合水防演習」が、足利市の渡良瀬川河川敷において実施されます。
  今年で68回目となる本演習は、昭和22(1947)年のカスリーン台風による未曾有の被害を教訓として、昭和27年に始まったものであり、国土交通省及び関東1都6県並びに開催市町の共同主催によって、毎年利根川水系の河川で実施されております。
  栃木県では5年ぶりの開催となります。足利市では40年ぶりの開催でございます。演習内容としては、地元水防団による水防工法の訓練や、防災関係機関によるヘリコプターやボートを用いた救出・救護訓練を予定しており、訓練参加者、来場者合わせて1万4,000人を見込んでおります。
  演習を通して、水防・防災技術の向上、関係機関の連携強化、地域住民の防災意識の高揚等を図り、近年、全国的な集中豪雨の頻発化などにより高まっている水害リスクに対しまして、関係機関が一体となって備えてまいりたいと思います。     

(質疑事項)

1.新天皇即位後初の一般参賀について

記者:新しい天皇陛下の即位を祝う初めての一般参賀が5月4日に行われました。14万人以上の方が訪れて、新しい天皇陛下も御挨拶されましたが、この一連の一般参賀を知事が御覧になってどのような印象を受けられたか伺いたいと思います。

知事:天皇陛下のお言葉につきましては、象徴天皇としての役割を果たし、国民と共に歩む姿勢を示されたということで、多くの国民が親近感を持たれたのではないかと思っております。
  なお、昭和、平成を経て、天皇あるいは皇室に対する国民の思いというものが大きく変化をして、今回の一般参賀14万人を超える方々ですが、皇室を持つ日本国民としての誇りや天皇皇后両陛下に対する思いというものが一段と強いものになってきたのではないか。
  特に若い世代で一般参賀にお出掛けになった方が、家族連れも含めて数多く見受けられたということは、国民の意識が、皇室との間を縮めるという意味で大きく変わってきたのではないかと、好感を持って拝見しました。

2.平成30年住宅・土地統計調査について

記者:空き家問題についてですが、4月26日に総務省が公表した昨年分の住宅・土地統計調査で、栃木県の空き家率が5年前の調査から1ポイントほど上昇して、全体では10番目の17.4%という水準になりました。空き家の増加に対しては、防災や景観といった観点から悪影響が指摘されていますが、今回の調査に関して、知事の受け止めと、空き家の増加に対する今後の県の取り組みの方向性について伺いたいと思います。よろしくお願いします。

知事:空き家率ですが、栃木県の空き家の特徴としては、賃貸用、別荘などの空き家が多くを占めております。管理不十分となり対策が必要となり得る空き家につきましては、17.4%のうちの6.2%の約6万戸でございまして、その順位は全国32位でありますが、増加傾向となっております。
  空き家対策につきましては、地方創生を図る上で各市町に共通する課題であります。各市町が、これらの対策を計画的に実施することが重要であると考えます。
  このため県としては、この課題にきめ細やかに対応するために、「空家等対策計画」の市町での策定支援をはじめ、空き家の活用や除却に対する国の補助制度の活用促進や、先進的な取り組みなどの情報提供に努めてきたところでございます。
  また、移住・定住促進サイト「ベリーマッチとちぎ」に市町の空き家バンク情報を掲載するなど、空き家の利活用にも取り組んでおります。
  今後追加で公表される調査結果等の分析を行った上で、空き家の増加の原因となる課題の整理や対応策を検討し、市町が取り組む空き家対策が円滑に実施されるよう、市町の支援に努めてまいります。

3.斎田点定の儀について(その1)

記者:つい先ほどなのですが、天皇陛下の即位に伴う大嘗祭で使う米を収穫する2つの地方のうちの1つに栃木県が選ばれたというニュースが入ってきましたが、これについての知事の受け止めと、今後期待することを教えてください。

知事:新しい令和の時代の始まりに、斎田点定(さいでんてんてい)の儀において、悠紀(ゆき)の国(東日本)から本県が選定されたことを心から光栄に存じます。
  今後、具体的な話が宮内庁から示されると思いますので、関係者と連携し、県としてできる対応をしてまいりたいと考えております。
  県庁としてできる対応、そしてまた栃木県としてできる対応、おのおの努めてまいります。

4.斎田点定の儀について(その2)

記者:今のに関連してですが、現段階では、知事のもとには宮内庁から正式な連絡はまだないということで間違いないでしょうか。

知事:お答えできません。

記者:今のことに関してもう1点ですが、県内はお米の大変おいしい地域ではあると思いますが、そういったところがもう1カ所西日本では京都が選ばれているというところで、この歴史的な機会に、西と東の皇室に縁の深い場所が選ばれたということに関しては、儀式なので占いの形で選ばれたということですが、そういう運命的なものはどうでしょうか。そういったことは、知事としてはどうお感じになりますか。

知事:この報道が県民の皆様に接することになりますので、県民一人一人にとって大きな励みにつながるのではないかと思っております。
  大変栃木県にとってありがたいこと、うれしいことだと思いますし、励みになると思います。

5.斎田点定の儀について(その3)

記者:関連してで恐縮ですが、栃木県のお米が選ばれることになりまして、栃木県のお米の特徴というのをあらためて知事から教えていただいてもよろしいでしょうか。

知事:おいしい水のもとで、それは那須連山だったり日光連山だったりを源としますが、良質な水で、また各水系ごとに優良な水田が広がり、さらには律義な県民性の農家の方々が、誠意をもってというか勤勉に農作業を行って生産をしているお米でございますので、どこに持っていっても自慢のできるおいしいお米が県内各地でとれていると思っております。
  ただ残念なことは、ブランド力が新潟の方のお米に比べれば低いものですから、実際においしいお米だったとしても取引価格が上がらないというのが泣きどころでございます。ブランド力の向上にも引き続き努めてまいりたいと思います。

6.東京のイチゴ新品種について

記者:東京都が先日、イチゴの新品種の開発と品種登録を発表したと思います。「東京おひさまベリー」という名称でして、露地栽培ということで少し栃木県の品種とは違うところもあるのかなと思うのですが、糖度の高さや傷みにくいといったところを東京都もアピールされています。「いちご王国」として一つライバルになり得る存在が出てきたのかなとも思うのですが、知事の御所感を伺えればと思います。

知事:受けて立ちます。大いに歓迎します。
  白イチゴとi37号とを次のシーズンからは市場投入いたしますので、その過程で名称決定をしていくことになるわけですが、各県でさまざまな品種が市場に出てきておりますので、「いちご王国とちぎ」として受けて立って、消費者の皆さんに、より選ばれるように、栃木県としては励みにしていきたいと思います。

7.米中貿易摩擦について

記者:きょう(13日)、アメリカが、米中貿易摩擦に絡んで中国からの輸入品に全て高い関税をかけるということを発表する運びですが、これの県内の工業・産業に対するダメージみたいなものをどのように考えていらっしゃるか、もしございましたらお願いします。

知事:影響がないとは言えませんので、あると思います。
  ただ、今後、輸出が主になると思いますが、ホンダや日産、キヤノン、キヤノンメディカル、さまざまな企業がありますので、どういう影響が今後出てくるのか、所管部においてしっかりと聞き取りなども行った上で、万が一県内の企業などに影響が及ぶということになれば、速やかな対応を考えていければと思っております。
  まずは状況調査を重ねていきたいと思います。

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広報課 広報担当

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