重要なお知らせ
更新日:2024年6月5日
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いちご学科独自の取り組みの中で、1年生を対象としたカリキュラムの一つとして、就農準備に向けていちご産地の「いま」を学ぶ「産地調査」を実施しています。学生が県内のいちご産地に赴き、各産地のJAでの取り組みやいちご生産現場の現状等を4日間に分けて調査を行います。
5月22日に第1回として那須地域の産地調査を実施し、JAなすの(那須野農業協同組合) いちご部会の取組と同部会長の廣木一央氏の経営について学びました。
はじめにJAなすの担当者からいちご部会の概要について説明を受け、その後最近の新規就農者の状況やJAの新規就農者に対する支援策などをご紹介いただきました。学生からは、就農してから経営が軌道にのるまでの期間やポイントなどについて質問が出され、JA担当者からは、就農初期は特に管理適期を知る上で部会内の横の繋がりが重要という話をされました。
その後、廣木氏の栽培ハウスを見学し、時期別の温度管理や病害虫の早期防除の重要性など、具体的事例を学びました。
最後に廣木氏からは、いちご経営をスタートする際に重要なポイントの一つとして、ギリギリの労働力ではどこかで作業がおろそかになる場合もあるので、経営面積に見合った労働力をしっかり確保することも重要と話されました。学生からは熱心に栽培管理から経営に渡る多くの質問が出され、現場の生の声を聞くことができました。
今後、他の地域においても「産地調査」を行い、これらの経験を就農に向けた計画づくりの参考にしていく予定です。
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