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更新日:2024年11月22日

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【安足地域】秋耕で水稲の収量・品質向上と環境負荷低減を図りましょう!

1 秋耕とは

  • 秋耕とは、稲刈り後の秋に耕起を行い、稲わらや稲株をすき込むことです。秋耕をしっかりと行うことで、翌年の水稲の収量・品質の向上が期待できるだけでなく、温室効果ガスの排出削減にも寄与します。

2 秋耕の効果

(1)稲わらの腐熟促進

  • 稲わら(有機物)の腐熟が促進され、翌年の代かきが容易になります。また、水稲の生育に必要なケイ酸などが土壌に還元され、水田の保水力や肥沃度が向上します。これにより、翌年の水稲の収量や品質の向上が期待できます。効果的に有機物を腐熟させるため、土壌微生物の活動が盛んな気温の高い時期に秋耕を行いましょう。

(2)病害虫の防除

  • ヒメトビウンカ、ニカメイガ、スクミリンゴカイ(ジャンボタニシ)の翌年の発生を軽減できます。
  • 水稲の再生株(ひこばえ)は、ヒメトビウンカの越冬源及びイネカメムシの栄養源となり得るため、収穫後は速やかに耕起し、すき込んでください。
  • スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の被害防止対策について
  • スクミリンゴガイの防除支援マニュアル

(3)多年生雑草の防除

  • オモダカ、クログワイなどの地塊を地表に出現させ、乾燥・凍結させることで、翌年の発生を減らせます。

(4)メタンガスの発生抑制

  • 地中にすき込まれた有機物が腐熟すると、二酸化炭素の約25倍の温室効果を持つメタンガスが発生します。秋耕を行うことで、春まで耕起を行わない場合と比較して、メタンガスを少なくとも1割削減でき、環境負荷の低減に寄与します。

お問い合わせ

安足農業振興事務所

〒327-8503 佐野市堀米町607 安蘇庁舎

電話番号:0283-23-1431

ファックス番号:0283-23-5693

Email:ansoku-nsj@pref.tochigi.lg.jp

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