重要なお知らせ
更新日:2024年4月25日
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ほ場整備が完了した佐川南地区(2018年6月28日)
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本地域は幹線排水路を主水源としており、農用地へのかんがいはポンプにより行われています。このため、非かんがい期には用水路の水が涸れてしまい、生物の避難、越冬場所など生き物に対する環境保全を確保するためには、田んぼと排水路とのネットワークの構築が必要となっていました。
当該施設は、佐川南地区に生息している水棲生物が保全地内に出入りできる機能を持たせることで、用水路の水が涸れてしまう非かんがい期にも、生息場所となるよう配慮しています。
↑施工前の状況
↑施工後の生態系保全地(保全池)
地下かんがいシステム
「栃木県型地下かんがいシステム」の技術実証
本地域では、水田を活用した土地利用型園芸(露地野菜)の安定的な生産を推進するため、既設の暗渠排水を活用した「栃木県型地下かんがいシステム」の技術実証を行っています。
地下かんがいシステムの効果
〇水田転換畑での排水性向上
転換畑はもともと水田なので、水はけが悪いことが多いです。土の中に溝を作り排水することで、排水を良くします。
〇地下からのかんがいが可能
圃場全体における地下水位が均等に上昇するため、ムラなく必要な分だけ給水することが出来ます。
等の効果が期待できます。
令和元年度工事では、圃場に地下かんがいシステム(給水マス・水位調節器・補助暗渠)を設置しました。
令和2年度では、地下かんがいシステムを設置した圃場(25a)で、とうもろこしの作付けを行いました。今後は、地下かんがいの作物への有効性を確認するため、生育状況及び収量を測定します。
補助暗渠(籾殻)設置の様子
水位調節器
給水マス
辺り一面雪景色の佐川南地区(2018年1月25日)
お問い合わせ
下都賀農業振興事務所
〒328-0032 栃木市神田町5-20 下都賀庁舎第2別館
電話番号:0282-23-3428
ファックス番号:0282-23-3430