山口地区 令和2年度ほ場整備工事が完了した水田で、稲が元気に育っています!!

山口地区は、日光市の南部に位置し、日光街道を挟み南北に広がる水田地帯です。工事前の水田は、区画が小さいため大型機械での作業が困難で、加えて幅が狭い農道では農業機械同士のすれ違いが出来ず農繁期での作業に支障をきたしていました。このため、農地の生産性向上と併せ、担い手を確保・育成するとともに農地の集積・集約や園芸振興を目的に、平成28年度から県営事業としてのほ場の区画整理(ほ場整備)をスタートしました。

令和2年度は、約5.0㏊のほ場整備を実施し38.8㏊すべてが整備されました。

令和2年度工事前(日光市山口)

令和2年度工事後(日光市山口)

令和2年度工事前(宇都宮市上小池)

令和2年度工事後(宇都宮市上小池)

ほ場整備実施前後の水田を上空から撮影した写真を見ると、小さな区画だった水田が農道と水路とともにまっすぐできれいな区画になっていることが分かります。水田の区画を大きくし、農道を整備したことにより、大型の農業機械を導入することが可能となり農作業効率が良くなります。併せて、用排水路を整備したことで、水管理の省力化・排水能力の向上・維持管理の節減も期待できます。

このほか、本作業を通じて地域の中心となる農家(担い手)の経営規模拡大を目指すため、耕作権等が分散していた農地を集める農地の利用集積・集約を積極的に推進しています。

【事業概要】

総整備面積：38.8㏊

総受益戸数：44戸

予定工期：平成28年～令和4年度

関係土地改良区：日光市土地改良区

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