重要なお知らせ
更新日:2020年10月23日
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保健環境センターで実施している調査研究について、紹介しています。
発生抑制対策や普及啓発、環境学習などへの活用方法を検討する基礎資料を得ることを目的として、令和元年度から3カ年計画で調査研究を実施しています。
環境中のプラスチックの流れと、発生する問題を下図に示します。
プラスチックの使用から処理までの過程で、散乱やポイ捨て、予期しない流出などにより河川に流出し、最終的に海にたどり着きます。川や海で、5ミリメートル以下のマイクロプラスチックにまで分解され、生物影響や景観のみならず、様々な問題の原因となります。
マイクロプラスチックの発生と生態系への影響を下図に示します。
海では、紫外線(UV)や波などの影響で更に細かくなり、生物に取り込まれ、食物連鎖により濃縮されます。
調査方法は、下図のとおりです。
水質試料は、河川水をプランクトンネットで採取し、ふるい分けや比重分離を行った後、実体顕微鏡で丹念に調べ、最終的にFTーIRなどの分析機器を使ってプラスチックの種類を判別します。
底質試料は、河川敷で一定量の土砂を採取し、水質試料と同様の操作を行います。
現地調査の写真を示します。
調査で確認された廃プラスチックの写真を示します。
※その他の調査研究の詳しい内容は、実績(年報)に掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
お問い合わせ
保健環境センター
〒329-1196 宇都宮市下岡本町2145-13
電話番号:028-673-9070
ファックス番号:028-673-9071