重要なお知らせ
更新日:2020年2月18日
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PM2.5についてさらに詳しく知りたい方は、次のホームページをご参照ください。
栃木県では、PM2.5について次の2種類の調査を行っています。
これらの調査では、PM2.5が大気中にどのくらいあるかを、PM2.5濃度(μg/m3(マイクログラム毎立方メートル))として表しています。これは、体積1立方メートル(縦横高さがそれぞれ1メートルの立方体)の大気中に、PM2.5が何マイクログラム入っているか示したものです。なお、1マイクログラムは1グラムの10万分の1です。
PM2.5専用のサンプリング装置を使って、サンプリングを行います。左の写真は、真岡市に設置したPM2.5サンプリング装置です。
この装置の中に大気を吸引すると、大気中の粒子をPM2.5とそれよりも大きいものに分けてくれます。そのうちのPM2.5だけをろ紙に吸着させて捕集します。
下の写真はPM2.5を捕集する前と後のろ紙の様子です。捕集前(左)の白色と比べて、捕集後のろ紙(右)にはPM2.5が吸着しているため、灰色になっています。
次のことを実施しています。
質量濃度:大気中にPM2.5がどのくらい存在しているか、精密なてんびんでろ紙の重さを量って算出します。
分析装置を使った分析について・・・ろ紙をそのまま分析装置にかけて、分析することはできません。ろ紙に捕集したPM2.5を、酸や水に溶かし出して、その液体を分析装置にかけます。右の写真は、金属を分析するための処理を行っているところです。
PM2.5の濃度や成分の分析結果を用いて、レセプターモデル(CMB法)によりPM2.5が何から発生したのか解析します。
レセプターモデル(CMB法)とは・・・
発生源の種類によって、PM2.5の成分は特徴が異なります。分析結果に各発生源の特徴を照らし合わせて、どの発生源がどのくらいPM2.5濃度に影響しているか、解析する方法です。
調査研究紹介では、このPM2.5調査の結果を基に行っている調査研究「栃木県における微小粒子状物質(PM2.5)の成分及び高濃度化要因の解析」について紹介していますので、ぜひそちらも併せてご覧ください。
お問い合わせ
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