重要なお知らせ
更新日:2018年5月29日
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大学・企業・県など産官学で構成された委員会(委員長:中島史郎宇都宮大学教授)により、地域材を使用した建物の「地域産業への貢献度」と「地球環境保全への貢献度」を定量的に評価するシステムを平成29(2017)年3月に全国で初めて開発しました。
貢献度は、とちぎ材の使用量、建設に関わった地元職人の割合、建物に固定される炭素量、伐採・製造・輸送・建築に係る二酸化炭素量などを数値化して評価します。
評価ラベルは、栃木県と建物の形を組み合わせたデザインで、貢献度を5段階の星の数で示すラベリング(写真)を採用しました。
評価ラベル
県では、当システムの普及により、エンドユーザーにとちぎ材を使う意義の理解促進と、様々な建物におけるとちぎ材の利用拡大を期待しています。
とちぎ材環境貢献評価システムは、木材に固定される二酸化炭素量のほか、県産出材証明制度により、伐採から製材、現地の施工現場までの一連の流れを把握し、各工種における地元職人の割合を算定することで、環境と産業における貢献度合を評価します。
評価の手法
県では、とちぎ材環境貢献評価システムを活用し、平成29(2017)年度に5件の住宅に対して評価を行いました。
その結果は、次の通りですが、木材使用量が多いことから環境貢献が高く、全ての建物が最高評価となり、施主に認証書を授与するとともに、評価ラベルを、インターフォン横に設置していただいています。
この模様は、地元紙である下野新聞他2紙に掲載されました。
環境貢献評価システムにより、★5を獲得した住宅です。
県では、店舗など住宅以外の活用も視野に入れながら、評価方法やラベルの普及方法などの検討を継続し、システムを改善していく予定です。
お問い合わせ
林業木材産業課
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館11階
電話番号:028-623-3275
ファックス番号:028-623-3278