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更新日:2016年4月1日
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羽が生えそろっているヒナは、巣から飛び立ったヒナです。巣立ちビナ又は幼鳥と言います。親鳥に面倒を見てもらいながら、飛ぶ練習やエサの取り方などを学んでいます。親鳥がエサを獲りに行っている間は、1羽でいるものなのです。そんなヒナは、上手に飛べないで、庭先や道端でウロチョロしていることも多いのです。でも、やがて親がやってきて、餌を与えるなり世話をします。人が近くで見ていると親は警戒してヒナに近づけません。すぐにその場を離れましょう。車にひかれそうなところにいる場合には近くの藪の中に入れてやるなどのことをするのは良いのですが、決して連れて帰ったりしないでください。もし、親とはぐれたと勘違いして連れてきてしまった場合には、すぐにもとの場所へもどしてあげてください。不幸な誘拐をしないように注意しましょう。
タヌキやキツネ、ノウサギなど哺乳類の子どもたちも、親が餌を探しに出かけている間、山林や道端、ときには人家の庭先や側溝の中で親の帰りを待っていることが多いのです。また、人間が近づいてきたことで親が逃げてしまう場合があります。そんなとき、子どもはじっと息をひそめて敵をやり過ごすという習性のものもいますので、動かないからといって弱っているわけではありません。どうしても危ない場所にいる場合には、近くの藪の中などに入れてやれば、親がやってきて面倒を見ることができます。人間が近くにいると親は子どものところへ戻ってこられません。すぐにその場を離れましょう。もし、親とはぐれたと勘違いして連れてきてしまった場合には、すぐにもとの場所にもどしてあげてください。不幸な誘拐をしないように注意してください。
空き箱などを使い、巣・巣材ごともとの場所か、近くの安全なところへ、ガムテープなどで固定したり置いたりしてください。ガムテープははがれないようにしてください。むきだしのガムテープにヒナや親鳥が絡むと取り返しのつかない事になります。多少場所が変わっても、親鳥はヒナを見捨てたりしないできちんと育てます。
人為的なことで落ちてしまった場合には、巣に戻してください。人為的な理由で落ちたのでなければ、もともと弱い個体が落ちてしまったと考えられます。他のきょうだいが生きていくために、落ちてしまうものもあります。かわいそうに思えますが、それが自然の流れなのです。
保護した野生鳥獣は、善意で保護したといっても、勝手に個人で飼うことはできません。自宅でそのまま保護していると、それは法律違反になってしまいます。お住まいの最寄りの環境森林事務所または森林管理事務所へ必ず連絡し相談してください。
申し訳ありませんが、栃木県外で保護された鳥獣は引き取ることができません。また、土曜日、日曜日、祝祭日は、環境森林事務所および森林管理事務所は休業しておりますので、鳥獣の引き取りはできません。ご了承ください。
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