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更新日:2010年11月30日
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1873年(明治6年)の宇都宮・栃木両県合併後の栃木県の県庁は栃木町に定められた。これにより起きた宇都宮町に県庁を移転させようとする運動は、1882年(明治15年)4月より公的運動と化し急速に発展した。8月には那須・塩谷・芳賀・河内・上都賀など205町村の賛成を得、栃木側、宇都宮側双方が内務省に請願陳情委員を上京させる異例の事態となるが、移転陳情書は却下される。
翌年、三島県令の赴任を機に移庁運動が再燃。宇都宮側の運動が積極的に行われたのに対して、栃木側は前年ほどの活気を見せず、河内郡長・川村伝蔵の政治的手腕と三島県令の政治的判断により、1884年(明治17年)1月21日、県庁はついに宇都宮に移されることとなった。
県庁の移転から120年余経った2007年(平成19年)、第二次世界大戦中は空襲対策のため黒く塗られたこともある本館を含め、老朽化が進んだ各庁舎の建て替えが行われた。なお、旧本館の一部は昭和館として県庁南東部に移転し、保存されている。
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