企業名 | 東京計器株式会社 佐野工場 |
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住所 | 〒327-0816 栃木県佐野市栄町1-1 |
TEL | 0283-23-3311 |
ホームページ | http://www.tokyo-keiki.co.jp/ ※クリックすると別ウィンドウで開きます |
計測・認識・制御といった人間の感覚の働きをエレクトロニクスをはじめとする先端技術で商品化し、高い品質の商品とサービスを提供することによって、人々が安全で快適に暮らせる社会環境づくりに貢献する東京計器株式会社 佐野工場様をお訪ねし、取締役執行役員 生産担当 水戸部基 様、油圧制御システムカンパニー 佐野工場 工場管理部 部長 川田靖 様にお話を伺いました。
明治29年(1896年)、日本初の計器工場「和田計器製作所」として東京・小石川で圧力計の製作を開始しました。
当時、"Instrument"に該当する日本語が無かったため、創設者の和田嘉衡が「計器」と意訳し、かなりの期間において当社を表す固有名詞となっていましたが、今では一般名称として馴染みの深いものとなっています。
東京計器株式会社(以下、東京計器)には
・ 舶用機器システムカンパニー
・ 油圧制御システムカンパニー
・ 計測機器システムカンパニー
・ 電子システムカンパニー
・ 検査機器システムカンパニー
があります。
東京計器株式会社 佐野工場(以下、佐野工場)は油圧制御システムカンパニーとして油空圧(油圧ポンプ、油圧バルブ、油圧モーター)などを研究・開発および生産をしています。
東京計器の蒲田の拠点が手狭になったため工場拡張を考えた際、佐野に東北自動車道のICもできるということもあって、昭和43年(1968年)に東京計器(当時)の100%子会社東京ビッカースとして設立しました。その後油圧機器の生産体制充実のため昭和59年(1984年)に東京計器に吸収合併し、東京計器の佐野工場という形になっています。
栃木県内には4工場あり、佐野、矢板、那須、田沼と順番に展開していきました。
東北自動車道があることと、最近では北関東自動車道の全線開通など当社の中核的なポジションになってきています。立地的に恵まれていて、お客様にもすぐに対応できる点が良いですね。
気候的にも穏やかで災害も少ないので、そういう面でも立地は恵まれています。
最近は、製造を新興国で行うお客様が多くいます。市場も中国を始め新興国が多くなりました。そういった中で当社の高耐久性・高性能な製品は、海外でも大変好評をいただいています。当社の製品は高品質、高耐久性、高精密性を総べたものを作っています。国内のみならず海外でも高評価を頂く主要のコアを、メイドイン栃木として生産しています。
当社は以前より、ものづくりは人づくりと考えています。日本製だから質が良いというのではなく、モノづくりは人柄の違いがでます。当社の従業員はありがたいことに非常に優れているので、とても良い製品が生産できています。当社には地元採用の人が多く勤務しており、地元の人が活躍しています。設立当時の第1期生の従業員は平成22年度(2010年度)に定年となりました。栃木の人が栃木の工場で作っている「MADE in とちぎ」製品が、海外でも多く使われています。
当工場は地元の商工会議所や佐野工業団地管理協会にも加入しており、地域貢献活動に積極的に参加しています。
夏に行われる三毳山大文字焼(みかもやま だいもんじやき)にも前記協会が協賛し、工業団地内の定期清掃なども行っています。
また、工場見学や職場体験などを積極的に行っておりまして、主に地元の高校生が来てくださっています。当社の改善活動の情報を講習会などでご利用頂いています。
その他、佐野市の野球大会に当社の野球チームが所属しており、スポーツを通して地元の人たちと親睦を深めています。
当社は社会奉仕活動をはじめ、スポーツその他様々なイベントなどいろいろな機会で、会社のみならず従業員一人一人が地域活動に参加しています。そういった地域活動に参加することが、地域貢献に繋がっていると思っています。
当社の企業特性を活かして地域に貢献したいと思っています。当社では、難しい仕事や非常に高度な技術もあります。チャレンジ精神のある方、是非私たちと一緒に仕事をしましょう。
今後も佐野の地において東京計器株式会社 佐野工場は生産活動を続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。