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県内企業の声

アキレス株式会社 足利第1工場

企業名 アキレス株式会社 足利第1工場
住所 〒326-8511
栃木県足利市借宿町668
TEL 0284-73-9112(代表)
ホームページ http://www.achilles.jp/
※クリックすると別ウィンドウで開きます

顧客起点のもと、お客様の真の満足と感動を戴ける製品の創造とサービスの提供を通して、豊かな社会の実現に貢献するアキレス株式会社 足利第1工場様をお訪ねし、お話を伺いました。

主な事業内容について

上段:瞬足
下段左:アキレスソルボ/婦人   下段右:アキレスソルボ/紳士


  
【断熱資材】


【電子材料】

 アキレス株式会社(以下、アキレス)は、日用生活品から先進のエレクトロニクス部品まで、毎日の生活や産業を支える製品を開発・生産しています。
 これらの製品の開発を推進する核となるテクノロジーが、独自のプラスチック加工技術です。このプラスチック加工技術は当社の製品全てに利用されており、その可能性はまさに無限といえます。





アキレスは下記の販売品目があります。

 ・シューズ部門
  ハウスブランドシューズ、ナショナルブランドシューズ等


 ・プラスチック部門
  車輌資材、レザー・カブロン・ラミネート、フィルム、建装資材、引布等


 ・産業資材部門
  ウレタン、断熱資材、工業資材、衝撃吸収材(ソルボ)等




 アキレス株式会社 足利第1工場(以下、足利第1工場)は主にプラスチック関係の工場で、プラスチック工場、ウレタン工場、シューズ工場等を配しています。
 足利第1工場のアキレステクニカルセンターは、基礎研究・研究開発等を行い、品質保証本部は、品質管理・顧客クレーム原因追及等において特に重要な役割を果たしています。

企業にとっての栃木県の立地環境について

【アキレステクニカルセンター】

 アキレスの母体は、明治39年(1906年)、殿岡利助氏が内外地に向け織物の製造販売をするために設立した殿利織物会社です。
 足利第1工場は企業誘致されて立地した企業様と異なり、足利が発祥の地です。栃木県足利市で生まれ、地元に根付いて足利の空気の中で育ってきました。足利も伝統の街であり、当工場も伝統を築いてきました。
 ご存知の方も多いと思いますが、足利はその昔、織物で有名でした。当社も最初は織物、はた織りの繊維から始まり、後に基布の上にゴムを粘着させるゴム引きという技術からゴム靴を作るようになって、そこからシューズを作るようになりました。

 足利第1工場は、シューズ・フィルム・ビニールレザー・合成皮革・ゴム引布・軟質ウレタンフォーム・ラミネート製品を生産しています。
 シューズは、輸入品も増えていますが日本国内では足利第1工場と足利第2工場で生産しています。多くのお子様にご愛用いただいている「瞬足」は、当工場で開発された商品です。
 北関東自動車道が完成したことにより、流通面でも東西への往来が今まで以上に便利になりました。これは南北にも広がると思いますので、そういう意味でもこの地に当社を起こしてよかったと思います。

「MADE in とちぎ」製品のセールスポイントについて

 一般の方の目に触れるところでいえば、店頭などでご覧いただくアキレスのシューズは「MADE in とちぎ」製品と言っても過言ではありません。「瞬足」をはじめとするシューズ製品の企画開発は、足利第1工場内にある商品企画開発部で行っており、シューズ以外の製品の研究開発は、同様にアキレステクニカルセンターで行っています。それぞれ開発の中心を担っていて、当社の商品は栃木を中心として発信されています。

 フィルム製品は文具や建材、家庭用品から半導体関連部材などの精密機器まで幅広く使用されています。当社では高機能性フィルムを製造・販売しておりますが、今後は太陽電池関連部材や電子材料用フィルム、ガラス中間膜など高い性能を要求される分野で需要の拡大が見込まれます。そこで当社の強みであるプラスチックの配合や製膜の技術力を発揮できるように、高機能・高品質フィルムの生産が可能な多層フィルム押出機とクリーンルーム設備を平成23年(2011年)7月に足利第1工場に導入し、需要拡大に対応します。

 アキレスはこれからもこの足利の地から、日本だけにとどまらず世界に向けて製品を供給して参ります。

地域貢献活動について

【社会貢献への取り組み】

 「日光杉並木オーナー制度」に賛同し協力しています。およそ370年前に植えられた、日光杉並木。アキレスでは、この世界に誇れる国の文化遺産が後世に受け継がれていくことを願い、栃木県が活動している「日光杉並木オーナー制度」に賛同し保存に協力しています。

 毎年工場見学として、足利市の小学三年生を受け入れています。地元に根付いた企業ということで、生活科の授業の中で当社の工場見学が組み込まれています。製造現場で商品が生産される工程を見てもらい、工場が環境にどのように取り組んでいるかを説明し、環境を守ることの大切さを教えています。

 地域福祉増進のため、昭和34年(1959年)以降「歳末助け合い運動」に協賛し、各地の社会福祉協議会へシューズを贈呈しています。

 工場周辺の清掃活動は年に2回実施しています。この活動は15年継続しています。

 会社としてはその他、昭和38年(1963年)に財団法人アキレス育英会を設立しました。これは有為な人材の育成奨学を目的に設立されたもので、学生の方に対して大学生活における学業資金を貸与するものです。設立以来、400名超の方に活用していただき、現在は社会人としてご活躍されています。
 当社は「一人ひとりができるときに、できる人が」、「物や環境を大切にする輪」といった考え方をモットーに、地域行事に積極的に参加しています。

 ISO14001を全製造部門で取得しています。工場関係は関係子会社を含めてすべて取得しています。廃棄物ゼロを目指したゼロ・エミッション運動は、平成21年(2009年)ベースで廃棄物0.2%までになりました。あとわずかですので、これも継続して廃棄物ゼロに向けて進めています。
 省エネやCO2削減などは製品を通じても行っています。今までは重油を使用して機械を動かしていましたが、CO2排出量が少ない天然ガスへと転換を実施しました。製品もバイオマス原料のひまし油を使用した植物由来の原料を用いたものも作っています。当社は今後も環境に配慮した製造過程と製品を通して、皆様のお役に立ちたいと思います。

県民に対して一言

 栃木県足利市で設立したアキレス株式会社はこの足利の風土と地域の皆さまに育てて頂いたと思っています。
 これからも地場産業のアキレスは皆さんと一緒になって頑張りますので、「MADE in とちぎ」の当社の製品を是非ご愛顧願います。

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