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| 企業名 | 株式会社ナカニシ |
|---|---|
| 住所 | 〒322-8666 栃木県鹿沼市下日向700 |
| TEL | 0289-64-3380 |
| ホームページ | http://www.nsk-nakanishi.co.jp/jp/dental/home/index.html ※クリックすると別ウィンドウで開きます |
独自の超高速回転技術をコアに、新たな歯科医療領域に挑戦し続けておられる株式会社ナカニシ様。
今回は鹿沼市にある本社様をお訪ねし、執行役員 管理本部長 駒田 裕一様にお話を伺いました。
【エアタービン Ti-Max Xシリーズ】
【技工用マイクロモーター 1930年の創業以来、超高速回転技術に特化した専門メーカーとして、歯科医療治療機器、工業用切削機器の分野で、高品質でユニーク、そしてコストパフォーマンスに優れた製品をスピーディーに開発し提供しております。特に「ハンドピース」と呼ばれる歯科医療用回転機器の分野ではアメリカ・EUを中心に世界130カ国以上で販売ネットワークを確立し、世界トップクラスのシェアを築いています。ナカニシの強みは、開発・製造・販売を全て自社で行っていること。これにより、グローバルな市場のニーズを素早くキャッチし、医療関係者にとって“使いやすく”、患者さんにとっては“優しい”製品の開発をスピーディーに実現しています。
当社のコア技術である高速回転は、歯科用ハンドピースにおいては、1分間に40万回転の超高速を誇り耐久性にも優れています。身近な自動車エンジンの回転数が1分間に3千〜5千回転であることと比較すると、40万回転がいかに高速か想像出来ると思います。
一方、工業用切削機器はガラス細工・金属細工や金型の研磨などに使われるグラインダーとNC旋盤やフライス盤に取り付けるスピンドルがあり、いずれも微細・高精密加工に優れた製品であります。
元々は歯科治療機器の製造を目的として、1930年（昭和5年）に東京都の神田で創業いたしましたが、その後の第二次世界大戦の戦火を逃れるため知人を頼りここ鹿沼市に移転して来ました。
このように環境を求めて当地へ移転してきた訳ではありませんが、輸出比率が高く、取りわけ欧州比率の高い当社にとって、環境への意識は非常に重要なポイントであります。その点鹿沼市の豊かな自然に囲まれた中で環境に配慮しながら生産活動を行うことは内外に環境に優しい会社であることをアピールする絶好の場所であり、具体的には工場排水を利用し魚を飼育したり、ソーラーパネルの設置などで実行しております。
【Varios2 ハンドピースシリーズ】
当社は創業以来「品質は工程でつくられる」というものづくりに対する基本的な考えのもと、生産活動を行っております。
例を挙げますと歯科用のハンドピースの一つの製品には、70点に及ぶ精密部品が組み込まれております。各部品は平均6〜8工程を経て完成しますが、一つの工程でも不備があると然るべき性能は発揮できません。その為、各作業員が厳しい目で確認し決して不良品を次の工程には流さず、常に100％の品質を確保しております。
当社の生産拠点はここ鹿沼市だけとなっており、今後も創業以来のものづくりに対する考えや独自の精密加工技術と最新鋭の生産設備を駆使し、全世界で認められるグローバルクオリティを自信を持って提供して参ります。
当社の作業を通じて業態を知っていただくという意味と、社会人になる前の準備として、定期的なインターンシップの受け入れを行っております。
また、当社敷地内のグラウンドを近隣の幼稚園へ開放し、運動会などの行事に利用していただいたり、年数回周辺の清掃活動を行っております。
環境面に関しましても昨年末にソーラーパネルを設置したり、ISO14001（環境マネジメント）を取得し、継続的に環境影響の負荷を軽減する全社的な仕組みを作り上げ、改善活動を推進いたしております。
当社は生産技術、物づくりにこだわる企業として、生産活動をする上で近隣の方々のご理解、ご協力をいただいております。栃木県は大手の生産工場も多数ありまして、ものづくりに対する意識は高いと思います。
当社も今後の事業拡大を見据え、採用活動等努めて参りますので、ご協力いただければと思います。
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