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県内企業の声

キヤノンメディカルシステムズ株式会社

企業名 キヤノンメディカルシステムズ株式会社(※旧東芝メディカルシステムズ株式会社)
住所 〒324-8550
栃木県大田原市下石上1385番地
TEL 0287-26-6211
ホームページ https://jp.medical.canon/
※クリックすると別ウィンドウで開きます

“『Made for Life』 患者さんのために、あなたのために、そして、ともに歩むために”をスローガンに掲げ、医療の質・安全・効率の最大化を目指し、確かな品質と先端技術で医療の現場をサポートしておられるキヤノンメディカルシステムズ株式会社様をお訪ねし、経営企画部、広報室にお話を伺いました。

主な事業内容について

【Aquilion ONE】

 当社は病院等で使われるCT、MRI、レントゲン、超音波診断システムなどの画像診断機器や、それらの診断画像を保管するシステムや電子カルテシステムなど病院内外の医療情報システムの開発から製造、販売、サービスまでを一貫して提供しています。
 キヤノンの医療システムはおかげさまで高い評価をいただいており、国内ではトップシェアを、また、世界150以上の国や地域でもご使用いただいております。ここ大田原をグローバル本社として、世界3か所に研究開発拠点、4か所に製造拠点を構え、現地法人や代理店など通じて事業をグローバルに展開しています。

 近年は少子高齢化、疾病の多様化、医療費問題など医療への関心が集まっており、当社が担う役割も大きく感じています。患者さんや当社の製品を利用していただいている病院スタッフのニーズにお応えできるよう、最先端技術を結集させ安心で安全な医療技術を提供しています。

 医療技術は日進月歩で進展しており、医療機器メーカー各社の開発競争も激化しています。その中で当社の最先端の技術を取り込んだCT(Computed Tomography Systems)は、世界でも高い評価とシェアを獲得しております。
 世界初の320列 AreaDetector CT「Aquilion ONE」は、従来の形態診断から機能診断、動態観察など新たな臨床価値を提供できるシステムとして大きな注目を集めています。2007年11月の発売から現在まで、世界中の医療施設から受注をいただいております。1回転わずか0.275秒で160mmの広範囲な3D画像が得られ、撮影時間の大幅な短縮や被ばくの低減が実現でき、患者さんに優しい医療を提供できます。

 グローバルに事業を展開する企業として、医療に貢献するだけでなく、持続可能な地球の未来のために地球環境問題を解決してゆくことは重要な課題と捉えています。環境負荷の少ない医療システムの提供や、従業員一人ひとりの意識を変えてゆくために、環境活動を経営の最重要課題の一つとして、これからも積極的に取り組んでまいりたいと存じます。

企業にとっての栃木県の立地環境について

【空から見た本社全景】

 こちらに工場を移したのは昭和54年(1979年)になります。工場敷地の拡大が京浜地区では難しくなった時、広大な敷地を確保できたことが大きな理由の一つです。この産業では開発段階が非常に重要で、自然豊かで緑に囲まれた中で開発に専念できるのはメリットの一つと思います。
 また、部品等に関しては京浜地区からの購入や海外からの輸入もあるため、首都圏からも近いという点は大きい利点です。

「MADE in とちぎ」製品のセールスポイントについて

 先進技術による医療システムの開発、日本人ならではの繊細なものづくり技術は、世界で伍して戦う当社のセールスポイントです。とくに医療システムという患者さんの命につながるシステムであるため、患者さんに優しい検査環境を提供できることを常に念頭においています。
 例えば、当社のMRIは検査時の騒音を大幅に低減する「ピアニッシモ技術」を採用しています。一般的にMRI検査はジェット機の音に匹敵するような騒音がしますが、当社のピアニッシモ技術を搭載したMRIは騒音を90%カットするため、安心して検査を受けていただくことができます。

地域貢献活動について

【いきもの観察会】

 当社は、地球的視野をもったグローバル企業として、人にも地球にもやさしい、医療機器・システムを提供しております。そしてあらゆるステークホルダーと向き合いながら、世界の地域社会に貢献できる企業を目指し、様々な活動に取り組んでいます。
 乳がんの早期発見のための啓発活動「ピンクリボン活動」や臨床検査技師等の技術者育成など、医療に直結する活動から、県内の植林活動や「与一まつり」など地域のイベントを盛り上げる活動なども積極的に行っています。また、学生の工場見学受け入れや実業団卓球部チームによる卓球講習会なども開催し、好評を頂いております。
 また、従業員とその家族、近隣小学校にも参加を呼びかけ、「いきもの観察会」を自然豊かな大田原市本社敷地内で定期的に開催しています。子どもたちが自然やいきものとふれあい、生物の神秘を感じて興味を持ち、私たちの暮らしに恵みを与えてくれる生物とこれからも共生していくために、生物多様性の推進に取り組んでまいります。

県民に対して一言

【代表取締役社長 瀧口 登志夫様】

 病院で検査を受けるときに「キヤノン製だ」と、気づいていただければうれしいです。それと同時に栃木県内にグローバルな事業展開をしている企業があるんだな、と少しでも気にかけていただければ幸いです。
 ”『Made for Life』 患者さんのために、あなたのために、そして、ともに歩むために。”をスローガンに掲げ、患者さんや当社の製品を利用していただいている方々と共に歩んでいこうという理念を基に、これからも日々努めてまいります。

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