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県内企業の声

日本電産コパル電子株式会社 佐野事業所

企業名 日本電産コパル電子株式会社 佐野事業所
住所 〒327-0104
栃木県佐野市赤見町2188
TEL 0283-25-3111
ホームページ http://www.copal-electronics.com/j/index.html
※クリックすると別ウィンドウで開きます

時代や市場の変化をキャッチし技術やビジネスの新しい可能性を追求しておられる、日本電産コパル電子株式会社様。
今回は、佐野市にある佐野事業所様をお訪ねし、取締役常務執行役員 佐野事業所長の高橋様にお話を伺いました。

主な事業内容について

【センサ製品群】

 当社は1967年(昭和42年)にベンチャー企業として創業して以来、電子回路部品、圧力センサ、アクチュエータなど、主に産業機器市場向けの電子部品を開発、製造、販売しております。
 回路部品については宮城県の大崎市に事業拠点を置き、主に産業用市場向け トリマポテンショメータ(半固定抵抗器)、スイッチ(設定用、操作用)を中心に事業展開しています。用途は広く通信機器、放送機器、計測機器、医療機器、OA機器などに使われています。

 ここ佐野事業所は圧力センサ・アクチュエータの生産拠点として、事業を展開しています。
 圧力センサは液体・気体の圧力を検知し電気信号に変換する圧力センサを中心に各種センサを展開しており、主に半導体製造装置、空圧機器、FA機器、計測機器、医療機器などに使われています。
 アクチュエータはステッピングモータを中心とするモータ製品とブラシレスモータを中心とするスキャナ製品を展開しており、モータは主に遊技機器、産業機器、OA機器に使われ、スキャナは主にMFP、複写機、レーザプリンター、医療機器、産業用検査機器などに使われています。

 また、当事業所は生産拠点であると同時に開発技術センターを有しており、全社の研究・開発の拠点ともなっています。

企業にとっての栃木県の立地環境について

 1986年まで足利市に工場を置いておりましたが、事業の拡大に伴い自社工場を設置しようという動きになました。同じ足利市で選定を行いましたが、現在の場所が敷地面積も広く自然豊かであり、東北自動車道にも近いことから当社が求める立地条件に最も合っていたため選定いたしました。

 また、近年の交通インフラの整備は、北関東自動車道の全線開通や圏央道との接続など、物流の面でのメリットに期待しています。安全面では自然災害が少ない点に非常にメリットを感じています。

「MADE in とちぎ」製品のセールスポイントについて

【スキャナ製品群】

 圧力センサは半導体技術を駆使し、センサ素子から各種応用製品まで、一貫して事業所で生産しており、近年の機器の高精度化に応えるべく、クリーン化、高温度対応、高耐食センサの技術革新にも対応しています。またポリゴンレーザースキャナに搭載されるポリゴンミラーと空気動圧軸受は超精密加工技術によって作り出され、その品質、性能はユーザーの評価も極めて高く、世界トップのシェアを誇っています。

 当事業所の従業員の大半が地元採用の方です。当事業所で扱う製品の開発、設計および生産には高い技能を必要としますが、佐野市、足利市を中心とした近隣高校等の出身者が多く携わり、活躍してくれています。

地域貢献活動について

【自然豊かな佐野市運動公園】

 当社は、利益を出し続けること、雇用を確保すること、そして拡大していくことが最大の地域貢献と考えております。成長から停滞、安定へと業績の変動はあったものの、近年は高水準の業績を維持しています。また2007年には開発技術センターを竣工し、開発技術機能を佐野市に集約させ、雇用を拡大しております。採用についても毎年、地元の高等学校等からの採用に努めております。 また佐野市運動公園に隣接する自然環境のよい立地にあり、地域のお祭りやイベント等においては、できる限り協力をさせていただいております。

 今後、子どもたちに物づくりや技術に対しての興味や関心を持っていただければと思っておりまして、県内及び周辺地域の小・中学校に赴き特別授業を行う機会を作れればと考えております。

 また、環境への取り組みについては、平成12年(2000年)4月にISO14001国際認証を取得し、地球温暖化の防止(CO2排出削減)、ゼロエミッションへの取組み(リサイクル)、環境保全、化学物質の削減への取組み等の活動を行っております。

 地球温暖化防止(CO2の排出削減)では、平成22年度(2010年度)に平成2年度(1990年度)比で実質生産高CO2原単位を35%改善しています。ゼロエミッションを目指した取組みでは、最終処分率1%、再資源化率80%以上を目標に活動し、平成20年度(2008年度)から目標を達成しております。引続きこの目標を継続できるよう活動していきます。

県民に対して一言

 決して華やかではない電子部品業界にあって、品質の高い電子部品を長年にわたり継続的に供給することで、数多くのお客様の高い信頼を獲得してきました。知名度も低く小さな企業ですが、当事業所に研究開発の拠点をもち、市場のニーズを先取りした製品を生み出しています。今回の様な機会やホームページ等から興味をもっていただける方がいらっしゃれば是非一緒に働きたいと思っております。

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