重要なお知らせ
更新日:2021年11月27日
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水道施設には、様々な種類の設備があります。
安全安心な水道水を安定して供給するためには、これらの日常点検や精密点検がかかせません。
ここで紹介するのは水道施設のうちの一部ですが、点検の内容は多岐に渡ることがご覧になれます。
皆さんが普段何気なく使われている水道水ですが、本事業に関わる一人ひとりが職分を全うすることで、皆さんのもとに、毎日、安全安心な水をお届けできています。
1 薬品沈澱池
沈澱池の底には、透明な上澄み水から分離して沈んだ不純物(「汚泥」といい、主に細かな土です。)をかき寄せる設備があります。点検では、かき寄せ機のチェーンや回転軸の摩耗、駆動部の異音の有無や絶縁抵抗、かき寄せ速度を調査します。
2 ろ過池
ろ過池では、水をろ過するための砂が充填されています。点検では、砂の性状を確認したり、層の厚みを測定し、その結果や更新計画を勘案して、今後、砂を再利用するかまたは交換するかを判断します。また、ろ過後、浄水の水質検査も実施します。
3 監査廊
ポンプの点検では、動作試験や絶縁抵抗測定のほか、分解調整時は、メカニカルシール、パッキン、グリースなどを交換します。
4 電気室
受配電設備の点検では、絶縁抵抗や接地抵抗測定、計器類の校正、シーケンス試験を実施します。
5 中央監視室
中央監視室では、浄水場内や場外にあるたくさんの設備の運転について、日夜、総合的に監視制御しています。
6 排水処理池
排泥池や汚泥濃縮槽の底には、薬品沈澱池から移送されてきた汚泥を時間をかけながらかき寄せて濃くする設備があります。点検では、かき寄せ機の回転軸の摩耗、駆動部の異音の有無や絶縁抵抗、鋼材の腐食の有無を調査します。これにより、汚泥を確実に濃縮できるようにします。
7 天日乾燥床
天日乾燥床では、排水処理池から移送されてきた濃縮汚泥を天日で数ヶ月間、乾燥させます。また、乾燥後の汚泥(「浄水発生土」といいます。)を採取し、成分などを検査します。検査結果に問題がなければ、浄水発生土は、コンクリートや盛土材の原料として有効利用されます。
8 防災訓練
防災訓練では、応急給水活動の訓練も行います。普段は使うことのない設備であっても、もしものときに不具合がなくしっかりと給水できるかを確認します。
9 水管橋
河川の横断箇所には、水管橋があります。点検では、川底や検査路から、管路の漏水や補剛材の腐食の有無、橋脚の流衝部に躯体損傷がないか、健全性を調査します。最近は、職員が近づきにくい箇所をドローンで調査することもあります。
10 管路
道路の下には、送水管が埋設され、空気弁も設置されています。点検では、管内の空気をしっかりと捕捉しているかを調査します。このあと、送水管の水は、関係市町や企業団の配水池で受水され、各水道事業者から配水管を通じて皆さんのもとに届けられています。
お問い合わせ
水道課
〒320-0031 栃木県宇都宮市戸祭元町1-25 県庁舎北別館1階
電話番号:028-623-3820
ファックス番号:028-623-3826