重要なお知らせ
更新日:2018年4月25日
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各自治体が設置しているマンホール蓋ですが、いったいどんな風に製造されているかご存知ですか?
一般的な製造過程について、ご紹介します。
マンホール蓋と同じ形をした「母型(おもがた)」という模型を作ります。
その母型に砂を充てんし、砂の中から母型を取出して「砂型(すながた)」という鋳物にするための型を作ります。
マンホール蓋の材料には自動車などが作られるときに出る残りの鉄を使っています。
その理由は、高い品質や性能が求められる自動車に使われる鉄は、品質管理がきちんと行われている上質な鉄だからです。
これをもとに、マンホール蓋に適切な材料になるように、さらにいろいろな金属を溶かし合わせた「合金」がマンホール蓋の材料になります。
溶かした鉄「溶湯(ようとう)」を砂型に流し込みます。
溶湯された砂型は、約90分かけて自然冷却されます。
90分かけて自然冷却したマンホール蓋を砂型の中から取り出します。
きれいに砂を落としたマンホール蓋には、砂型の表面側と裏側を重ね合わせたつなぎ面がバリと呼ばれる出っ張りや溶湯が流れた部分が残っています。
これらの部分を一枚ずつ削り取ります。
マンホール蓋と受枠が接する部分を加工し、がたつきを防止します。
マンホール蓋が錆びないように均一の厚さで黒く塗装します。
カラーにするマンホール蓋は、機械化が難しく、職人たちの手作業で色付けを行います。
製品の外観や機能を最終検査して、各自治体等に出荷されます。
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