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更新日:2017年9月22日
6月から採苗を始めたスカイベリーの定植を実施するにあたり、日立エーアイシー株式会社のご協力により、いちご苗炭酸ガス処理システム(ハダニ防除)実演会を開催しました。
炭酸ガス処理システムは、農業用アルミ蒸着シートで外気と熱を遮断できる空間を用意し、そこに定植前のいちご苗を入れ、さらに農業用二酸化炭素を規定濃度に達するまで注入し、その状態で24時間処理することにより非常に効果的なハダニ類防除を可能とするものです。この処理を行うことにより、定植後の農薬散布回数が減少し、ひいては作業時間や経費の大幅削減が期待できます。
今回の実演会は、9月19日朝から処理システムや苗の準備を開始し、午前11時10分には規定の二酸化炭素濃度に達し、翌20日午前11時10分に処理を完了しました。その後、とちぎ農業未来塾いちご専攻と本科園芸経営学科野菜専攻の学生がそれぞれのほ場で定植作業を行いました。今後順調に生育すれば、12月には出荷できる予定です。
19日朝早く登校して苗の準備をする学生や研修生
炭酸ガス処理システムに苗をセットする学生
炭酸ガス処理システムの説明を聞く学生・研修生
炭酸ガス処理が完了した20日の午後には定植が完了
お問い合わせ
農業大学校
〒321-3233 宇都宮市上籠谷町1145-1
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ファックス番号:028-667-4943
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