重要なお知らせ
更新日:2025年12月19日
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11月19日(水)に、真岡グリーンツーリズム推進協議会のサポートの下、グリーン・ツーリズムの取組事例を相互に学ぶための分科会(現地視察会)を開催しました。

午前中には、2025年にグランドオープンした観光ブルーベリー農園「BLUEBERRY BASE MOKA(ブルーベリーベースもおか)」を訪問し、代表の北城さんから、未経験から新規就農に至った経緯や生産・体験についての取組についてお話を伺いました。
○BLUEBERRY BASE MOKA HP:blueberry-base-moka.com

「保健師の仕事もやりがいがあったけれど、せっかくだからやりたいことにチャレンジしようと考えて、農業の世界へ飛び込んだ」と語る北城さん。
北城さんは真岡市役所に勤める保健師として活躍されたのち、真岡市の少子化対策や地域活性化のための事業に携わりたいと考えて「大人も子どもも時間を気にせず過ごせるような場所づくり」として観光ブルーベリー農園をスタートさせたそう。
ビジョンから逆算して事業を考えた結果、観光ブルーベリー農園に行き着いたというお話とその行動力に、参加者は感心しながら聞き入っていました。

参加者の中にはブルーベリーの生産を行っている方や類似する作物での新規就農を検討している方もおり、具体的なノウハウや就農の体験談についての意見交換も活発に行われました。
「まだまだやりたいことが沢山ある」と語る北條さんに、多くの刺激をいただきました。


午後は「ごほう美ナス」のブランディングを図りながら、グリーン・ツーリズムの受け入れやコミュニティづくりにも取り組む「Heartich Farm(ハーティッチファーム)」を訪ね、代表の賀川さんから取組の説明をしていただいたり、農場の見学をさせていただきました。
○Heartich Farm HP:栃木県真岡市のナス農家 Heartich Farm(ハーティッチファーム)

元々はサラリーマンだった賀川さん。「自分自身の力でどこまでできるのかを試してみたい」と考え、実家の農業を継承したそうです。
ナスの収穫体験や自宅から参加できるナス苗の里親プログラム、マルシェなどのイベントの企画運営などを通して、ナスのブランド化に取り組むほか、生産者が少なく希少な国産胡麻を切り口にした取組も行っています。



「様々な取組を通して参加者同士が仲良くなっていくといい」という考えや、農産物を切り口に「ひと」と「ひと」とを繋ぐ取組に、多くの参加者が深く共感しているようでした。
分科会を終え、参加者からは、
・「自分に無かった視点を得たり、自身の取組の答え合わせのような機会になった」
・「グリーン・ツーリズム実践者のレベルの高い話を聞くことができ、参考になった」
・「様々なアイデアを実現しているお話に刺激を受けた。今後の自身の活動に活かしていきたい」
などの感想をいただきました。
同じ栃木県内のグリーン・ツーリズムの取組であっても、市町が異なると交流や連携が生まれにくい場合もあることから、今後も会員間の繋がりづくりや先進事例から学び合う機会を作っていきます。
視察を快く受け入れてくださった北條さん、賀川さん、ご協力ありがとうございました!