虐待を早期発見するために
虐待を早期発見するための重要なサインは「不自然さ」です。
次のようなことが、気になる子どもはいませんか?
不自然な傷
- 普通に遊んでいて怪我をするはずのないような部位に傷がある
- 通常の事故ではあり得ないような熱傷がある
- 繰り返し見られる傷跡(傷が治ってもまたすぐに発生する新たな傷等)がある
など
不自然な表情
- 無表情である
- 変にご機嫌をとるような表情をみせる
- ちょっとしたことに対して怯えるような表情をみせる
- 凍りついたような目でじっと見る(凍りついた凝視)
など
不自然な行動
(児童)
- 保護者の前で急にそわそわして落ち着きのない行動をとる
- おびえた泣き方をする
- ガツガツとした食べ方をする
- 身体的接触を異常に嫌がる
- 衣服を脱ぐことを嫌がる
- 保護者が迎えに来ても帰りたがらない
など
(保護者)
- 子どものことを非常に心配しているようなことを言っていながら、子どもを一人にして遊びに行ってしまう
- 子どもを休ませがちになる
- 子どもに健診や予防接種を受けさせない
- 教師、保育士との会話を避ける
- 行事に出席しない
など
不自然な保護者の説明
- 子どもの傷の原因に関して、傷の状況から見てあり得ない説明をする。
- 話をしているうちに言っていることがころころ変わる
など
不自然な関係
- 保護者が近づくとかえって子どもが不安そうにする
- 子どもが何かを求めているときに親が全く反応しない
など
その他の不自然さ
- 体重や身長の増加が遅い
- からだ、着衣が不潔である
- 季節はずれの衣服を着ている
- 言葉の発達が極端に遅い
- 大人の顔色をうかがう
- 攻撃的、衝動的な行動、感情が爆発する
- ベタベタと大人に甘える
- 食べ物を人に隠れて食べる
- 性的なことに異常に関心を持つ
など