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更新日:2010年11月30日

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世界遺産情報

 

平成11年12月モロッコのマラケシュで開催された第23回世界遺産委員会において、「日光の社寺」が我が国10番目の世界遺産として登録されました。
登録資産は、8世紀末の仏僧勝道による日光開山以来、約1200年の歴史を有し、古くから山岳信仰の聖地となり、自然環境と一体となって神道・仏教・徳川家墓所の複合した宗教的霊地として日光山の歴史を現在まで継承しています。

17世紀初めに、徳川幕府の創立者である徳川家康の霊廟である東照宮が造営されて以後の日光は、代々の将軍の社参や朝廷からの例幣使の派遣、朝鮮通信使の派遣が行われるなど、日光山は徳川将軍家を頂点とする江戸時代の政治体制を支えるための極めて重要な役割を果たしていました。

登録資産のうち、特に東照宮(1636年造営、初代将軍徳川家康霊廟)と大猷院(1653年造営、三代将軍徳川家光霊廟)は、日本近世の宗教建築を代表するものであり、この時代の建築様式の最も重要な見本となっています。

その他の建造物も、徳川幕府の祖を祠る霊廟に相応しいように幕府が、当時の第一級の芸術家、技術者達によって造らせたものです。

徳川幕府の主任建築家であった大棟梁甲良豊後守宗広、平内大隅守応勝や主任画家である狩野探幽などが意匠を担当しています。近世のはじまりを代表する華やかな装飾をふんだんに用いた日光の建築は、多くの芸術家個人の名が知られるところに特徴があります。天才芸術家達の最も初期の時代の大規模な作品群が日光です。



                                              資産の名称及び所在地


 1.名称「日光の社寺」
 2.所在地栃木県日光市



資産の範囲

 


〔写真資産の範囲〕


[拡大図]

二荒山神社、東照宮、輪王寺の「二社一寺」及びそれらの境内地からなり、その中に国宝9棟、重要文化財94棟の計103棟の建造物群が含まれており、史跡指定を受けている地域です。

登録資産の面積    50.8ha
緩衝地帯の面積 373.2ha
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(合計 424.0ha)



資産の種別

 

 


 


文化遺産:建造物群遺跡(文化的景観)

 

 


 

                                                          

資産の内容

 


 

 

                                          二荒山神社

                                           [写真二荒山神社神橋]

二荒山神社は、日光山岳信仰の中心として大己貴命(おおなむちのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)を祭神として崇拝されてきた神社です。社伝によれば、嘉祥3年(850)には、現在の東照宮鐘楼付近に社殿が移転され、新宮と呼ばれ、現在の本宮神社付近にも本宮の社殿が構えられ、滝尾の三社を合わせて、日光三社と呼ばれました。中世には、日光の山岳信仰が隆盛となり、社殿も多数造営されました。元和5年(1619)には、東照宮の造営に伴い、徳川幕府によって、本殿が造営され、その後、諸社殿が同様に造営されました。本殿など23棟が重要文化財に指定されています。

 二荒山神社建造物一覧へ

 

 


 

 

東照宮

[写真東照宮陽明門]

東照宮は、徳川初代将軍家康の霊廟として元和3年(1617)年に創建されたのが始まりで、現在の主要な社殿は三代将軍家光によって寛永13年(1636)に造営されたものです。東照宮の建築では、本殿に拝殿を石の間で連結した「権現造」様式や彫刻、彩色等の建築装飾等、近世的建築技術が確立されるとともに、建物の配置法と彩色や形態に優れた工夫が行われています。これらは当時の第一級の技術者によって造営されました。本殿・石の間及び拝殿、正面及び背面唐門、東西透塀、陽明門及び東西廻廊が国宝に、そのほか34件が重要文化財に指定されています。

                                                   東照宮の建造物一覧へ

 

 


 

 

輪王寺

[写真輪王寺大猷院拝殿]

輪王寺は、8世紀末、日光開山の勝道上人が創建した四本竜寺に起源をもちます。寺伝では四本竜寺の創建は、天平神護2年(766)で、以後名称は、満願寺、光明院、輪王寺と変遷しました。輪王寺は、日光山の中心となる寺院として発展し、鎌倉時代には、鎌倉幕府の尊崇を受け、さらに、室町時代には一時衰微しましたが、一般の崇拝は絶えることなく信仰を集めました。承応2年(1653)には、徳川家光の霊廟である大猷院霊廟が造営され、輪王寺は、その菩提寺となり、徳川幕府の尊崇を受けました。大猷院霊廟は、当時の第一級の技術者によって造営され、彫刻、彩色等の建築装飾の技法が完成されるとともに、建物の配置法と彩色や形態に優れた工夫が行われています。大猷院霊廟本殿・相の間・拝殿が国宝に、そのほか37件が重要文化財に指定されています。

                                                    輪王寺の建造物一覧へ

 

 


 

                                                      遺跡(文化的景観)

                                                           [写真景観]

登録資産は、江戸初期に、徳川幕府の創立者である徳川家康の霊廟である東照宮の造営によって、現在の建造物群が形成されました。その後は、将軍の社参や朝廷からの例幣使の派遣などが行われ、また朝鮮通信使も参詣しており、江戸時代の政治体制を支える極めて重要な歴史的役割を果たしており、江戸時代の代表的な史跡のひとつです。東照宮と大猷院霊廟は、山の地形を利用して造営され、石垣や階段により境内を広くまたは狭く見せ、また、参道に曲折をつけて奥行きのゆとりや緊張を見せる工夫をしています。さらに、大切な建造物になるにしたがってだんだん高いところに建てられ、建造物も巧みに配置され、尊厳の風格を盛り上げています。これらの地割りや石垣などの造営は、日本の城郭建築で築き上げられた最高の建築技術で造営され、また、水道や排水設備が当時の最新の技術により整備されました。また、日光山内の山林地域は、8世紀末に始まる日光の山岳信仰の聖域とされ、老樹の杉林を形成し、現在も境内の杉が御神木とされています。これらの景観は、自然に対する原始的な信仰が発生して以来の日本人の伝統的な自然観と深く結びついて、今日まで伝えられてきたものです。日光山内の山林地域は、日本独特の神道思想との関連において、自然と社殿が一体となった文化的景観を形成する不可欠な資産となっています。



 

 

 

 

 

 

お問い合わせ

文化振興課 文化財保護担当

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 本館7階

電話番号:028-623-3424

ファックス番号:028-623-3426

Email:bunkashinko@pref.tochigi.lg.jp

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