国土利用計画等の体系

国土利用計画

　国土利用計画は、国土利用計画法第２条に示された国土利用の基本理念に即して、公共の福祉を優先させ、自然環境の保全を図りつつ、長期にわたって安定した均衡ある国土の利用を確保することを目的として策定されるものであり、全国計画、県計画、市町村計画から構成されます。

国土利用計画（栃木県計画）

　国土利用計画栃木県計画は、県土利用の基本方針及び基本方向、規模の目標などの県土の利用に関し必要な事項を定めたもので、県土利用に関する行政上の指針となる計画です。また、栃木県土地利用基本計画や国土利用計画（市町村計画）の基本となるものです。

　従前の計画は、内容の一部が栃木県土地利用基本計画と重複していたことから、目標年次を迎えた令和２（2020）年度に両計画を統合し、栃木県土地利用基本計画に一本化しました。

栃木県土地利用基本計画

　栃木県土地利用基本計画は、国土利用計画法第２条に示された基本理念に即し、県土の適正かつ合理的な土地利用を図るため、県土利用の基本方針や利用目的別に区分した五地域を表示したものです。

　この計画は「都市計画法」、「森林法」等の個別規制法に基づく諸計画に対する上位計画として行政内部の総合調整機能を果たすとともに、土地取引に関しては直接的に、開発行為については個別規制法を通じて間接的に、規制の基準としての役割を果たしています。

　この計画による地域の指定状況は、土地利用の必要性から五地域が重複して指定されているものがあります。このため、重複地域では、当該地域の諸条件を充分考慮して、土地利用の優先順位、誘導の方向等を配慮した調整方針を定めて適切な土地利用を図っています。

　この計画がその機能と役割を充分に果たすよう、社会・経済情勢の推移に伴う土地利用の動向や個別規制法の運用状況等を総合的に把握しながら、将来にわたる適切かつ合理的な土地利用の方向を検討するための管理事業を進めています。