重要なお知らせ
更新日:2021年3月11日
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令和3(2021)年3月11日で、東日本大震災の発生から10年を迎えました。
県では、3月11日を「とちぎ防災の日」と定めており、この日に合わせ、防災・危機管理や消防団活動などに功労があった方に対し表彰状や感謝状などを贈呈しました。
式の冒頭、東日本大震災10周年にあたり知事メッセージを述べた後、犠牲になられた方々へ哀悼の意を捧げるため黙祷を行いました。
本日で、東日本大震災から10年を迎えました。
この震災により、本県では最大震度6強を観測し、4名の方が亡くなられ、133名の方が負傷されました。
さらに、全壊261棟を含む約7万5千棟の住家被害が発生したほか、ライフラインや道路、学校など多くの施設も被災するなど、大きな被害を受けました。
改めて、亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
また、本震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故につきましては、農林水産物の出荷制限や観光業への風評被害など、本県の県民生活や社会経済に大きな影響を及ぼしました。
現在でも、福島県から多くの方々が本県内で長期避難を余儀なくされているとともに、指定廃棄物については、農家等での分散保管が続いております。
引き続き、指定廃棄物問題の一日も早い解決に向け、県としての役割をしっかりと果たして参ります。
県ではこの10年間、震災からの復旧・復興はもちろんのこと、将来起こりうる災害への備えに全力で取り組んで参りました。
平成26年度には、震災の記憶を風化させず、安心安全な社会の構築を目指すため「災害に強いとちぎづくり条例」を施行し、この条例の中で東日本大震災が発生した3月11日を「とちぎ防災の日」と定めました。
県民の皆様が、この日を忘れることなく、日頃から防災について考え、災害に対する備えを進めていただくよう、様々な機会を通じて呼びかけて参ったところです。
本県は、この10年の間に、平成27年関東・東北豪雨、そして令和元年東日本台風と、二度の大きな水害に見舞われました。
その都度、検証を行い、課題と向き合いながら、「災害に強いとちぎづくり」の実現に向け、ハード・ソフトの両面から取組を進めてきたところであります。
こうした中、近年、災害が激甚・頻発化しており、行政による「公助」だけでなく、自分の身は自分で守る「自助」、地域において支え合い協力する「共助」の重要性が増しております。
県民の皆様におかれましても、日頃からご家庭や地域において、災害について考え、備えてくださるようお願いいたします。
今後とも、東日本大震災を始めとした過去の災害の教訓を忘れず、本県の防災・減災対策に全力で取り組んで参ります。
令和3(2021)年3月11日 栃木県知事 福田 富一
以下の表彰状・感謝状等の贈呈を行いました。
お問い合わせ
危機管理課
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館8階
電話番号:028-623-2695
ファックス番号:028-623-2146
消防防災課
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館8階
電話番号:028-623-2132
ファックス番号:028-623-2146