山の事故を防ぐために
山に登る前にしておくことは何?
- 事前準備
登山する山の実態をよく調べ、登山の経験や技術、自分の体力に適した山を選び、無理のない日程を組むことが大切です。
登山道の状態は、毎年変化しています。一度登った山でも、最新のガイドブックや地図でルートを確認しましょう。
- 単独登山は危険
単独登山は、迷子になりやすい上、怪我を負った場合に、救助を求めることができないまま遭難する危険があります。必ず経験豊富な人をリーダーに、複数で登山してください。
- 登山に適した服装
汗や突然の雨が体を冷やし、体力を消耗させます。透湿速乾機能に優れた乾きやすい服やズボンを着用し、登山靴やトレッキングシューズなどを履いてください。
日射病や手の怪我を防止するため、帽子や手袋も忘れずに。
- 山を甘く見ず十分な装備
山の天候は変わりやすいので、雨具や防寒着を準備してください。
登山道が記載された地図やコンパスを携行するほか、スマートフォンのGPS機能も上手に活用しましょう。
日暮れまでに下山できない時に備えて、照明具も忘れずに。
- 万一の遭難時に役立つ装備
携帯電話や無線機等、緊急時の連絡手段を確保しておくほか、チョコレートなどの高カロリーの予備食料を準備しましょう。
傷薬、包帯などの救急セットも忘れずに。
遭難した際に、ヘリコプターや捜索隊に自分の位置を示すため、黄色やオレンジなど目立つ色の大きめのタオルや鏡、ホイッスルなどがあれば安心です。
- 持病のある人は、事前に医師に相談し無理な登山はやめましょう。
- 登山計画書の提出
行き先や登山ルートを家族に教え、登山計画書を提出しましょう。
登山計画書は、登山口の登山ポストに投函してください。ポストがない場所は、地元の警察署や所属山岳会などで受け付けています。
- <様式>
- <記載事項>
- 登山日程とルート
- 参加者の住所、氏名、年齢、連絡先
- 持参する装備、食料
- 持参する通信手段(携帯電話番号、無線のコールサインなど)
また、栃木県警察では、登山届受理システム「コンパス」を管理・運営する公益社団法人日本山岳ガイド協会及び登山アウトドア向けWEBサービス・スマートフォンアプリ「YAMAP」を管理・運営する株式会社ヤマップと協力協定を締結しています。
下記リンクから、無料で利用することができます。ぜひ、ご活用ください。
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登山当日の注意事項は何?
- 体調が良くない時は無理せず登山を中止しましょう。
登山中に体調が悪くなった場合も、絶対に無理をせず、必ず仲間に付き添って貰ってすぐに下山してください。
- 天気予報を確認し、荒天時や悪天候が予想されるときは登山しないでください。
- 日暮れまでには必ず下山してください。
日程に遅れが出たら、計画を変更して、必ず日没前に下山してください。
暗くなったらその場を動かず、朝を待つ勇気が大切です。
日光白根山と五色沼