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更新日:2015年4月1日

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県道黒部西川線_湯西川工区(湯西川ダム付替道路)

とちぎの元気は日光から_湯西川の新名所”黒部西川線”

一般県道黒部西川線_湯西川工区の概要

湯西川工区の位置図

一般県道黒部西川線湯西川工区(湯西川ダム付替道路)が、地元の皆様をはじめ、関係者のご理解と御協力により、全線開通いたしました。
一般県道黒部西川線は、日光市黒部の黒部ダム付近を起点に、平家落人伝説が残る栃木県有数の温泉地として年間37万人もの観光客が訪れる湯西川温泉を通り、同市西川の五十里ダム付近の国道121号を終点とする、地域の生活・産業や観光を支える重要な道路です。
湯西川工区は、終点の野岩鉄道鬼怒川線湯西川温泉駅から湯西川温泉に向かう11.4kmの区間で、この区間は、幅員が狭いうえに見通しの悪いカーブが連続し、また、落石や土砂崩れなどがたびたび発生することから、抜本的な整備が望まれていました。
しかし、この区間の道路は、急峻な山と湯西川などによって削られた谷沿いを通る山岳道路であり現道拡幅は難しく、これまで整備が進まずにいましたが、国土交通省が進める湯西川ダムの建設に伴い関連道路の整備を行うこととなり、平成10年度から湯西川ダム付替道路として整備を進めてきました。
このたび工事が完了し、快適で安全な道路に生まれ変わりました。
この道路の開通は、地域の皆様の利便性の向上のみならず、来訪者の増加など新たな元気・活力を生み、地域のさらなる発展に寄与するものです。
また、ダムと道路が一体となって整備された成果でもある、「森と湖と道の織りなす美しいコントラストが生み出す風景」は、地域の新たな名所となることが期待されます。 

全体ルート図

全体ルート図(PDF:178KB)

道路諸元

  • 路線名:一般県道_黒部西川線
  • 設計速度:40km/h
  • 道路延長:11.4km(うち今回開通延長8.7km)
  • 道路幅員:8.0m~12.0m(集落内は歩道あり)
  • 事業年度:平成10年度~平成23年度
  • 事業費:約300億円(うち栃木県分 約34億円)
  • 主要構造物:トンネル10本(合計4,634.0m)、橋梁17橋(合計2,085.3m)

道路横断図

整備効果

日常生活を支える「安全・安心」な暮らしを実現
  • すれ違い困難箇所の解消、急カーブや急勾配解消による安全性の向上
  • 冬季における走行性や安全性の向上
  • 台風による道路崩壊、落石・倒木による通行障害の解消
  • 災害や異常気象時における交通確保
地域交流の強化と地域観光産業など経済活動の発展
  • 地域間の移動時間が短縮されることにより、地域間の交流の強化と地域観光産業など経済活動の発展が図られます。

事業の効果

夫婦橋と高房トンネル_むささび橋

一つ石大橋_赤下トンネルとオクタボリ沢橋

湯西川ダムに事業概要

事業主体 国土交通省 関東地方整備局 湯西川ダム工事事務所
場所 栃木県日光市(利根川水系湯西川)
目的

洪水調節(鬼怒川、利根川の洪水防御)
ダム地点の計画高水量850立方メートル/sのうち810立方メートル/sの洪水調節
流水の正常な機能の維持
かんがい用水の補給(田川沿川地区)
水道用水の供給(宇都宮市、茨城県、千葉県:最大2.028立方メートル/s)
工業用水の供給(千葉県:最大0.19立方メートル/s)

諸元

重力式コンクリートダム:高さ119m
総貯水容量:7,500万立方メートル

事業費 約1,840億円
工期 昭和57年度~平成23年度

湯西川ダム完成イメージ

お知らせ

  • 湯西川工区(湯西川ダム付替県道)は平成23年7月2日(土曜日)に供用開始しました。

お問い合わせ

日光土木事務所 企画調査部企画調査課

〒321-1414 日光市萩垣面2390-7

電話番号:0288-53-1212

ファックス番号:0288-53-1218

Email:nikko-dj@pref.tochigi.lg.jp