重要なお知らせ
更新日:2022年5月13日
ここから本文です。
葉柄の症状
葉上斑点
育苗期の枯れ
(症状)
葉上に黒色の丸い病斑(直径3~4mm程度)が発生する症状やクラウン外側から内部に褐変する症状がある。
株が急激にしおれ、枯死する。
(防除)
育苗中の水はねに注意する。
苗がぬれている時間が長いほど発病しやすいため曇雨天時は、培地の乾き具合を見て、かん水量を減らすか、控える。晴天日は、午後3時以降のかん水は避け、夕方から夜間にかけて株が湿らないように注意する。
予防的な防除を基本とし、定期的に薬剤のローテーション散布する。
(発生時の対応)
発見した発病株は、周辺の苗(または1トレイ分)を速やかに処分する。罹病した葉や株は、ビニール袋内で嫌気的発酵処理する。
萎黄病発生圃場
葉の症状
(症状)
新葉の3枚の小葉の内、1枚が小さくなる症状や導管が褐変する症状がある。症状が進むと枯死する。
(防除)
培地の乾燥と過湿を繰り返さないように注意する(土壌水分の極端な変動が発病を誘発する)。
土壌伝染するので、本ぽの土壌消毒を徹底する。
根部の傷みにより発生が助長されるため、定植時における根の乾燥対策や定植後の適正な水分管理を徹底する。
(発生時の対応)
発病株と発病株から出たランナー、子苗はすべて処分する。罹病した葉や株は、ビニール袋内で嫌気的発酵処理する。
しおれ症状
(症状)
クラウンの症状は、中心部に向かって黒褐変を呈する。その後株全体が萎凋し、立枯症状を示し枯死する。
葉の症状は、初期は黒色で、紡錘形~楕円形の病斑が生じ、多湿条件下で拡大して不定形暗褐色の病斑となる。
(防除)
育苗中の水はね・泥はねに注意。過湿条件は病気発生の要因となる。また、出来るだけ午前中心の潅水を行い、潅水過多に注意する。
(発生時の対応)
・発病株や感染が疑われる株は早急に取り除き、ほ場外で適切に処分する。罹病した葉や株は、ビニール袋内で嫌気的発酵処理する。
果実の症状
(防除)
多肥による過繁茂に注意し、通風性を確保する。極端な遮光を避け、軟弱徒長を防ぐ。
炭疽病と併せて薬剤の予防散布を中心とした防除を徹底(特に梅雨入り前後から発生しやすい)。
夏期の高温時には発生が少ないが、20度前後で活動が活発化するため、育苗期後半から10月下旬にかけて薬剤ローテーション散布による防除を徹底する。
果実の症状
(防除)
20度前後の多湿条件下で多発するため、温湿度管理(換気)と潅水管理の適正化に努める。
曇雨天日が続くことが見込まれる場合は、事前の薬剤の予防散布を行う。
発病果実はほ場内に放置せず、速やかに摘除した後、ほ場外に持ち出して処分する。
ファンがある場合は活用し、夜間の空気がよどまないように努める。
防除対策・発生予察などは下記アドレスからご確認ください。
お問い合わせ
芳賀農業振興事務所
〒321-4305 真岡市荒町116-1 芳賀庁舎
電話番号:0285-82-4438
ファックス番号:0285-83-6245