平成21年度とちぎ産業活力大賞
10件の応募があり、その中から、有識者等による審査委員会の選考を経て、以下のとおり最優秀賞2件、優秀賞2件、特別賞2件が決定しました。
【最優秀賞】
【優秀賞】
【特別賞】
平成22年2月8日(月曜日)に県総合文化センターサブホールにて開催された「とちぎ産業活力フォーラム2010」において、表彰式及び受賞企業等による取組事例の紹介が行われました。
また、「こんな時代に生き残る企業経営」と題して経済評論家西村晃氏による基調講演が行われました。
(基調講演)
(表彰式)
受賞企業等の概要
最優秀賞
桑名商事株式会社
代表取締役 桑名 朗 氏 (金属表面処理) 真岡市
(受賞事由)
- 優れた新技術、新製品の開発
電気めっき法に加え、均一性に優れる無電解めっき法をベースとした表面処理技術を確立。近年は、環境に配慮した「有害物質フリー高機能めっき」を産学官連携により開発、自動車部品用途に採用されるなど成果を収めた。
- 本県産業の振興や地域活性化への取組
講演活動や各種経済団体の役員を歴任、また、積極的に県内大学等の新卒者採用に努めるなど、地域産業振興に寄与。
株式会社スズキプレシオン
代表取締役社長 鈴木 庸介 氏 (精密機械器具製造) 鹿沼市
(受賞事由)
- 優れた新技術、新製品の開発
超音波振動によるチタン合金等の難切削材の加工やガラス等硬脆(こうぜい)材料の切削などの精密微細加工技術を産学官連携により開発、医療機器分野の生体インプラント部品加工で実用化するなど成果を収めた。
- 本県産業の振興や地域活性化への取組
地域産学官ネットワーク「鹿沼ものづくり技術研究会」を設立し、会長を務めるなど、地域産業振興に寄与。
優秀賞
株式会社山形屋
代表取締役 加藤 利勝 氏 (鉄鋼金属加工) 大田原市
(受賞事由)
- 優れた新技術、新製品の開発
下請けからの脱却を目指し、「無人駐車場機器」「エコボイラー・ガシファイヤー」などの自社ブランド品を産学官連携により開発、事業の拡大など成果を収めた。
- 本県産業の振興や地域活性化への取組
地域産学官ネットワーク「栃木県北東部産業交流会」を設立し、副会長を務めるなど、地域産業振興に寄与。
株式会社パン・アキモト
代表取締役 秋元 義彦 氏 (パン製造・販売) 那須塩原市
(受賞事由)
- 優れた新技術、新製品の開発
特許取得商品「パンの缶詰」は、スペースシャトルの機内食に採用されるなど世界的に注目。また、この商品を再利用した「救缶鳥プロジェクト」により国際貢献に尽力。
- 経営革新、農商工連携等の新たな取組
小麦、干瓢などの県産食材を用いた商品を開発するなど農商工連携の事業に積極的に取組み、「とちぎのEマーク食品」の認証を受けるなど成果を収めた。
特別賞
GKNドライブラインジャパン株式会社
代表取締役社長 今井 英二 氏(輸送機械器具製造) 栃木市
(受賞事由)
- 本県産業人材の育成や確保のための取組
とちぎ自動車産業振興協議会の研修事業に積極的に参画し、長年社内で培ってきたTPM活 動等の生産現場改善のノウハウを教授するなど、県内中小企業の人材育成、生産効率向上に寄与。
- 本県産業の振興や地域活性化への取組
国内グループ4社を本県に集約したほか、毎年開催するサマーフェスティバル(夏祭り)等により地域活性化に貢献。
栃木県酒造組合
代表理事 島田 嘉内 氏(県内酒造業の振興) 宇都宮市
(受賞事由)
- 本県産業人材の育成や確保のための取組
全国に先駆け、酒造技術者養成講座を開始し、「下野杜氏」の育成に注力するなど、県内酒造業界の人材育成に寄与。
- 商店街等の賑わい創出への取組
県内蔵元の銘柄を全て揃えたアンテナショップ「酒々楽(ささら)」の運営、その出張営業など、まちの賑わい創出に貢献。
「とちぎ産業活力大賞」トップページへ