重要なお知らせ
更新日:2013年10月18日
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妊娠していない方や、健康な方が感染してもほとんど自覚症状が出ないウイルスや細菌などでも、妊娠中に感染すると、お腹の中の赤ちゃんに障害を起こしてしまうものがあります。
赤ちゃんに障害が残ることを予防するため、日頃から妊娠中の感染予防を心がけましょう。
また、抗体検査を受けることで、抗体(免疫)の有無を調べることができますので、受検を御検討ください。
妊娠4~20週の女性が初めて風しんウイルスに感染すると、赤ちゃんが白内障や緑内障、心臓疾患、難聴などの障害を起こすことがあります。(先天性風しん症候群)
予防接種を受けることによって、感染を予防することが出来ますが、妊娠中は予防接種を受けられません。これまでに風しんの予防接種を受けていない、風しんにかかったことがないなど、十分な抗体がない女性は注意が必要です。
妊娠初期に行う風しん抗体検査で、抗体価が低かった方は、なるべく人混みを避ける、外出時はマスクを着用するなど、風しんにかからないよう注意してください。
また、身近な方から妊婦に感染することもありますので、妊婦のパートナーなど妊婦の周囲の方も、抗体の有無をお近くの医療機関で検査することが大切です。抗体価が十分であることを確認できなかった方は、予防接種を受けることを御検討ください。特に、20代から40代の男性の風しん抗体価が低いとされていますので、注意してください。
加熱が不十分な肉や、猫の糞、猫の糞が混じった土などには、トキソプラズマ原虫という寄生虫がいる場合があります。
健康な方や妊娠していない方がトキソプラズマに感染しても、自覚症状はほとんどありません。しかし、妊娠中の女性が初めて感染した場合、赤ちゃんに感染し、脳や視力などに障害が生じることがあります。
妊娠中は、次のことに気をつけ、トキソプラズマへの感染を予防することが大切です。
サイトメガロウイルスは誰でも感染する可能性があるウイルスです。成人の60~90%の方が感染したことがあり、既に抗体を持っているとされていますが、近年は抗体を持っていない方が増加しています。
女性が妊娠中、特に妊娠初期に初めて感染した場合、赤ちゃんに感染し、難聴や発達障害、視力障害などの障害が生じる可能性があります。また、出生後しばらくしてから難聴などの症状が出る場合もあります。
サイトメガロウイルスは、唾液や尿などを介して、人から人へ感染します。一人目のお子さんが幼稚園や保育園などで感染したウイルスが、妊娠中のお母さんに感染してしまい、胎児へと感染することが多いとされていますので、次のことに気をつけましょう。
妊娠中に風しんになってしまった、生肉を食べてしまったなど、赤ちゃんへの感染が心配される場合は、すぐにかかりつけの産婦人科を受診してください。
上記感染症の詳細や、B型肝炎などのその他の母子感染については、下記外部リンクをご覧ください。
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